ICC所長の赤根氏に対して米政権が制裁対象としたことについて、外務報道官は談話で「大変残念だ」と発表した。この「大変残念だ」をどう国際的に日本政府が発信しているかと言えば、英語版では「very unfortunate」と表現され、「大変不幸だ」というニュアンス。これではまるで他人事だ。外交用語でこうしたときによく使う「regrettable(遺憾))」すら使用していない。本来は、米政権の対応については、いくら同盟国とはいえ、自国の国民に対する制裁行為であり、せめて「懸念(concern)」を表明をするべきレベルの良い事案だが、この「懸念」どころか「遺憾」という言葉すら使わず、どこまで米政権の顔色をうかがっているのかと愕然とする。端的に言えば、この表現には日本の国家としての意思を感じない。高市首相もこの事務方の言葉の「大変残念だ」を踏襲しているが、日本外交をめぐる政治のリーダーシップが全く見えてこない。
The Sanctions against International Criminal Court (ICC) (Statement by Press Secretary KITAMURA Toshihiro) https://t.co/wNjXICjVsY