速報
米国の議会において、新型コロナウイルス対応の指揮を執った元国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士をめぐり、上院の委員会が「議会侮辱罪(Contempt of Congress)」に問う決議案を可決しました。
具体的な経緯や報道の内容は以下の通りです。
1. 議会での動きと決議の背景
公聴会での黙秘権行使: 2026年7月29日、上院国土安全保障・政府問題委員会(委員長:ランド・ポール議員)の公聴会に出席したファウチ博士は、新型コロナウイルスの起源やパンデミック対応に関する質問に対し、憲法修正第5条(自己負罪拒否特権)を拠り所に100回以上も黙秘権を行使しました。
委員会決議: これを受け、同委員会は8月5日(木)に採決を行い、賛成8、反対7の賛成多数(党派が分かれる形)でファウチ博士を議会侮辱罪に問う決議案を可決しました。
2. 争点となっているポイント
大統領特赦と証言義務の対立: 共和党側(ランド・ポール委員長ら)は、バイデン前大統領からすでに広範な特赦(免責)を受けているファウチ博士に刑事訴追のリスクはもはやなく、議会の質問に答える義務があったと主張しています。
博士側の主張: 一方、ファウチ博士側や民主党議員らは、共和党側が自身を刑事訴追に追い込もうとする政治的意図を持っていると批判。新たな発言を逆手に取られて特赦の対象外となる罪に問われる危険(罠)を避けるための正当な権利行使であると擁護しています。
3. 今後の展開
委員会を主導したランド・ポール委員長は、この議会侮辱罪の勧告を司法省(DOJ)へ直接送付する方針を示しており、今後は司法省側がファウチ博士を起訴するかどうかの判断を下す局面に移行しています。
関連する主な海外メディアおよび国内通信社の報道:
The Washington Post: [Senate panel votes to hold Anthony Fauci in contempt of Congress](https://t.co/hDJJYrGxCK)(英語)
Washington Examiner: [Fauci held in contempt by Rand Paul’s committee](https://t.co/hNxVnQj90Z)(英語)
読売新聞 / 各種ローカルニュース配信: 「米上院委員会、ファウチ氏を議会侮辱罪に問う決議案を可決… 新型コロナを巡る質問で黙秘権を100回以上行使」