ホルムズ海峡封鎖は「失敗」ではない
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なぜ、結果が分かりきった軍事行動に踏み切るのか。2011年のリビア空爆は「人道的介入」と称されたが、NATOが支援した反政府勢力が最初に掌握したのは、首都の中央銀行とその金準備だった。表向きの大義と、実際の標的は一致しない。
イランへの軍事介入でも同じ構図が見える。米軍の戦略立案者たちは以前から熟知していた。攻撃を受ければ、イランは真っ先にホルムズ海峡を封鎖する。世界の石油供給の大動脈を遮断し、エネルギー市場を大混乱に陥れる行為だ。にもかかわらず、彼らはその引き金を引いた。
唯一の合理的な解釈は、彼らがまさにその結果──海峡封鎖と市場の不安定化──を望んでいた、ということだ。
アジア向けの石油の流れが滞れば、中国を筆頭とする国々は新たな調達先を探す。ここで、すでにエネルギー純輸出国となった米国が代替供給者として浮上する。ベネズエラへの介入も、石油を「獲得する」より、中国へ渡さないための作戦として捉えると筋が通る。戦争とは、世界の石油市場における米国の支配的地位を、軍事的に再定義する工程なのだ。
この経済覇権の土台にあるのが、ペトロダラー体制である。1971年に金との兌換が停止された後、米ドルが基軸通貨であり続けられたのは、サウジアラビアとの間で結ばれた「石油をドル建てで取引し、得たドルを米国債で運用する」という暗黙の合意があったからだ。以後半世紀、世界の基軸通貨は石油によって裏打ちされてきた。
このシステムは近年、徐々に摩耗している。サウジアラビアが中国に接近し、人民元建ての石油取引がちらつく。ロシアへの制裁は、ドル建て資産の凍結という形で、各国に「ドルは安全な資産ではない」という強烈な警告を発した。SWIFTからのイラン排除も、国際決済網が政治の道具であることを世界に露呈し、中国は代替となるCIPS(中国国際決済システム)の構築へと動いた。
しかし、ここに逆説的な層が重なる。CIPSは実はSWIFTと業務協力の覚書を交わしており、多くの取引は今もSWIFT網に依存している。BRICS主導で設立された新開発銀行(NDB)の幹部には、世界銀行やIMFと同じ顔ぶれが並ぶ。
表向きの「米国対BRICS」という対立構図の裏で、実際には双方を掌握する金融勢力が、より大きなゲームを進めている可能性がある。冷戦下でさえ、ソ連経済は西側の積極的な金融投資によって育成されていたという史実を思い出すべきだ。
結局、共和党であれ民主党であれ、有権者が選んだ指導者は、この巨大な資本のうねりの前では、決められた台本を演じる以上の力を持たない。だからこそ、ワシントンの椅子に誰が座ろうと、介入の連鎖は止まらない。
だとすれば、個人に残された現実的な選択肢は、巨大な歯車に資金を預けるのをやめることだ。軍事産業複合体で老後資金を増やすよりも、地元の農家から一頭買いした牛や、修理のきく機械、地域の小さな経済圏にこそ、真の防御がある。それが、遠くの戦争の経済的引力から、自らの生活圏を少しずつ引き剥がす、唯一の静かな抵抗線となる。
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James Corbett(調査報道ジャーナリスト、The Corbett Report主宰)、Elijah K. Johnson(Gold Standard Economicsホスト)
対談 『It’s About Money, Not Freedom | James Corbett』(「自由ではない、それは金の話だ」)2026年7月4日
Hoy los colonos sionistas perpetraron un grave pogromo racial en Nablus (Cisjordania), asesinando a tiros al menos a 4 palestinos con la ayuda del ejército de "Israel", quemando las casas y las propiedades de las familias palestinas.
Este 2026 está siendo récord en pogromos y demoliciones contra las casas de los palestinos en Cisjordania... sin embargo, la prensa occidental lo oculta, hace como que "no sabe" lo que ocurre y lo presenta como un conflicto entre dos bandos.