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珍道中男
@Beginneroosaka
数店舗の飲食店と風俗店をやっていた元・経営者。 そこで目撃した「人間の剥き出しの業」や「管理社会のシステム」をベースに、頭に残った回顧録、ひねくれた社会考察や、歴史考察。 AIを相棒にしたディストピア小説を好き勝手に書いています。
#回顧録
#歴史
Joined April 2024
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珍道中男
@Beginneroosaka
1 day ago
失敗した経営者を笑い、成功しすぎた経営者をバーンする。 この両方をやっている社会は、挑戦者にとってかなり厄介だ。 失敗すれば、 「だから無理だと言っただろ」 成功すれば、 「調子に乗っている」 「何か裏があるんじゃないか」 では、合理的な人間ほどどうするか。 「ほどほどに成功して、目立つ前に逃げよう」 日本の停滞には、こうした空気も無関係ではないと思う。 https://t.co/jy8PdUqxQf #人間 #社会 #リスク #合理的 #パーセント
珍道中男
@Beginneroosaka
1 day ago
「��由になりたい」と思う。 仕事を減らしたい。 予定をなくしたい。 好きな時間に起きて、好きなことだけしていたい。 でも、いざ何もする必要がなくなると、今度は暇になる。 スマホを見る。 ゲームをする。 旅行に行く。 自分で予定を作る。 せっかく手に入れた自由を、自分で埋め始める。 僕たちが本当に欲しいのは、自由そのものではないのかもしれない。 自由に使える時間ではなく、 その時間を奪ってくれるほど夢中になれる何かなのかもしれない。 https://t.co/xYFnddThwg #自分 #時間 #自由 #刺激 #退屈
珍道中男
@Beginneroosaka
4 days ago
「自慢話をしたい」と「他人の自慢話は聞きたくない」。 人間は、この二つを平然と同時に持っている。 自分が、 「��代で会社を作った」 「年収1億ある」 「この車、○千万円する」 と言えば、誰かに認めてもらいたい。 ところが他人が同じことを言い始めると、 「はいはい、凄いですね」 となる。 不思議なことに、本当に凄い人ほど自分から言わない。 本人ではなく第三者から、 「あの人、実は凄い人なんですよ」 と聞いたときのほうが、圧倒的にカッコいい。 頭では、それを理解している。 それでも我慢できない。 「俺の凄さを知ってほしい」 という本能が、 「自分から言ったらダサいぞ」 という理性を押し切る。 そして始まる。 「そういえば俺さ……」 人間は、これほどまでに承認を欲しがる。 なのに、他人には簡単に承認を与えない。 むしろ人が聞きたがるのは、自慢話より不幸話だ。 成功談を聞けば嫉妬する。 失敗談を聞けば安心する。 「自分よりはマシだ」 と思えるからだ。 だから、他人の不幸話は妙に面白い。 人間は、自分の幸福を証明したいくせに、他人の幸福は素直に喜べない。 自慢したい。 でも、自慢している人にはなりたくない。 認めてほしい。 でも、他人を認めるのは悔しい。 たぶん「承認欲求」という言葉だけでは、この面倒くささは説明しきれない。 人間は、ほんとうに滑稽で愉快な生き物だ。 https://t.co/aM2JiuVkWl #人間心理 #承認欲求 #人間って面白い
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珍道中男
@Beginneroosaka
4 days ago
人間は、自慢話を聞いてもらいたい。 でも、他人の自慢話は聞きたくない。 この妙な矛盾を、ほとんどの人が抱えている。 「俺、一代で会社を上場させたんだよ」 「実は年収1億あるんだよ」 「この車、○千万円するんだよ」 本人が語り始めた瞬間、なぜか価値が下がる。 本当に凄い人ほど、自分から言わない。 むしろ、本人がいないところで「あの人、実は凄いんですよ」と聞かされたときのほうが、何倍もカッコいい。 頭では、それが分かっている。 それでも我慢できない。 「俺は凄い」と言いたい。 「こんなに頑張った」と認めてほしい。 「俺を見ろ」と言いたい。 そして他人の自慢話���聞くと、 「はいはい、凄いですね」 と心の中で思う。 人間は滑稽だ。 自分の自慢話には、誰よりも熱心なのに、 他人の自慢話には、驚くほど冷たい。 だから人が本当に聞きたいのは、成功談より失敗談だったりする。 「あの会社、実は倒産寸前だった」 「昔、借金まみれだった」 「人生で一番恥ずかしかった話なんだけど……」 こういう話には、なぜか耳を傾ける。 他人の不幸を聞いて安心する。 自分より下がいると確認して、ようやく心が落ち着く。 自慢したい本能と、 自慢している自分を見られたくない理性。 その二人が、今日も頭の中で殴り合っている。 そして理性が負けた瞬間、 「そういえば俺さ……」 が始まる。 人間、本当に面白い。 https://t.co/aM2JiuVkWl
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珍道中男
@Beginneroosaka
10 days ago
進化を考えると、少し納得できる。腹が減るから食べる。眠くなるから眠る。性欲があるから繁殖する。危険を感じれば逃げる。今の環境に慣れれば、もっと良い場所を探したくなる。生き物はじっとしていない。その合間に退屈し、刺激を探す。まるで何かに追われているようだ。ただ、その「何か」は外敵ではないのかもしれない。生命そのものが、背中を押している。もっと食べろ。もっと安全な場所へ行け。もっと良い相手を探せ。もっと刺激を受けろ。もっと生きろ。そして最後には、死ぬ。考えてみれば、ずいぶん業の深いシステムである。 では、そのシステムから身体だけを取り外したらどうなるのか。腹も減らない。眠る必要もない。病気にもならない。老いることも、死ぬこともない。身体を持たない意識だけが、永遠に生きられるとする。最初は、それを究極の自由だと思うかもしれない。永遠の幸福と永遠の命。 しかし、その「永遠」は何を意味するのか。何億年経っても、何兆年経っても、そこに自分がいる。刺激を求める性質が残っているなら、永遠の退屈が待っている。その性質まで消えているなら、何も欲しない。何も欲しないなら、それは幸福なのか。幸福という概念そのものが成立しなくなるのか。 満足とは、「何かが足りない」���いう状態が先にあるから成立する。腹が減っているから食事がうまい。孤独だから人とのつながりが嬉しい。退屈だから刺激が楽しい。完全に満たされた存在には、幸福を感じるための「不足」すら必要なくなる。不足がなくなれば欲望もなくなり、欲望がなくなれば幸福を求める理由もなくなる。それは究極の幸福なのか。それとも、ただの停止なのか。 ここまで考えると、「暇」という身近な感覚が急に怖くなってくる。暇だから刺激を求める。刺激を求め行動する。行動し何かを得る。得たものに慣れる。また暇になる。僕たちは暇を嫌っているのではなく、暇に追い立てられることで生きているのではないか。だとしたら、暇は生命の欠陥ではない。生命を動かすための機能だ。 「何か足りない」と感じるから、生き物は動く。満たされないから���明日へ進む。完全に満たされた瞬間、もう進む必要がなくなる。そう考えると、幸せとは「満たされること」ではなく、満たされないまま、それでも何かを求めて動けることなのかもしれない。 だとしたら、僕たちは一体、何を求めて生きているのだろう。金なのか。愛なのか。刺激なのか。安心なのか。それとも、そのどれでもなく、ただ「何かを求め続けること」そのものなのか。 答えは出ない。暇の正体を考えていただ��なのに、いつの間にか、生き物の正体がわからなくなってしまった。 たぶん僕たちは、幸せになるために生きているのではない。生き続けるために、幸せを求めるようプログラムされている。もしそうだとしたら、「生きる」と呼んでいるものは、いったい何なのだろう。
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珍道中男
@Beginneroosaka
10 days ago
忙しいようで暇。暇なようで忙しい。この二つは、案外よくある。 予定はびっしりなのに、一日が空っぽに感じることがある。何も予定がない休日なのに、時間に追われているような感覚になることもある。 最初は、暇かどうかは優先順位の問題だと思っていた。重要なことがあれば時間は足りない。興味のないことばかりなら、予定が詰まっていても退屈する。でも、それだけでは説明できない。 少し極端な思考実験をしてみる。無期懲役の独居囚と、戦場へ向かう末端の兵士。 囚人は、身体的にはほとんど危険のない環境にいる。食事は与えられ、眠ることもできる。しかし一日の大半を一人で過ごし、外へ出ることも、好きな人に会うこともできない。兵士はいつ死ぬかわからない。身体は危険にさらされ、行動も命令で制限される。 どちらが自由で、どちらが不幸なのか。普通に考えれば、囚人のほうが不幸だ。 ただ、囚人には少なくとも「人生が終わるまでの時間」がある。兵士には、それすら保証されていない。それでも兵士には仲間がいる。やるべきことがある。自分の行動が翌日の状況を変える。戦争が終われば帰れるかもしれない、という未来もある。囚人には、その未来がほとんどない。今日と明日が、ほとんど同じ形でやってくる。時間は進んでいるのに、人生が進んでいるとは限らない。 人間は「自由があること」だけでは満足できないのではないか。自由に使える時���があっても、その時間で何かが変わらなければ、やがてその自由自体が苦痛になる。逆に、自由を奪われていても、自分の行動が何かを動かしていると感じられれば、人はそこに意味を見つけてしまう。 兵士は命令されている。逃げることも、好きな場所へ行くこともできない。それでも銃を持ち、仲間と動き、一日の結果が翌日を変える。死ぬかもしれないという恐怖まで含めて、世界とつながっている。独居の囚人は安全かもしれない。しかし、安全であることと、生きている実感があることは別問題だ。 僕たちは、自由になれば幸せになれると思っている。危険がなくなれば安心できると思っている。仕事を減らせば楽になると思っている。時間が増えれば人生は豊かになると思っている。本当にそうだろうか。 何も強制されない。誰にも命令されない。好きな時間に起きて、好きなものを食べ、好きなことをする。それでも、何日かすると暇になる。その暇を埋めるためにスマホを見る。動画を見る。ゲームをする。旅行にいく。せっかく手に入れた自由を、自分で埋め始める。 「自由になりたい」と言いながら、自由になった時間を埋めるためにまた予定を入れる。「仕事から解放されたい」と言いながら、仕事がなくなると不安になる。「何もしなくていい人生���を夢見ながら、何もしなくていい休日には退屈する。 僕たちが本当に欲しいのは自由ではない。自分の時間を奪ってくれるほど夢中になれる何かなのかもしれない。 兵士は安全と自由を奪われている。囚人は安全だが未来を奪われている。人間は、幸せになるためなら、不自由さえ必要としてしまうのではないか。 完全な自由を与えられた人間は、その自由に耐えられない。何もする必要がない人間は、自分から、やることを探し始める。誰にも命令されていないのに、自分で自分を忙しくする。その忙しさに疲れて、「もっと自由な時間が欲しい」と言い始める。 人間は、完全な自由にも、完全な不自由にも耐えられない。どこかに制約が必要で、その制約の中で「自分で選んでいる」と感じたい。自由すぎると退屈する。不自由すぎると苦痛になる。その狭い隙間を探して、僕たちは毎日をう��うろしている。隙間が見つかると慣れる。慣れれば退屈する。退屈すれば、また別のものを探す。なんとも面倒な生き物である。 肉を食べれば魚が食べたくなる。欲しかったものを手に入れた瞬間は嬉しいのに、しばらくするとそれは「普通」になる。また何かが足りなくなる。もし人間が本当に「幸せになるため」に作られているなら、一度幸せになったら、その状態を維持できてもよさそうなものだ。ところが、そうはならない。満足は日常へ変わり、日常は退屈へ変わる。退屈すると刺激を探し、刺激を得るとまた満足する。その満足もまた日常になる。 どうやら僕たちは、「幸せ」を手に入れるようにできているというより、幸せを追いかけ続けるようにできているらしい。
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珍道中男
@Beginneroosaka
15 days ago
人間の不完全さを笑えなくなった社会 テレビを見なくなって久しい。 見たいものが、消えたからだ。 テレビがコンプライアンスを纏い、安全な空間を好もうとも、僕は馴染めない。 懐かしい予定調和の笑いがある。 ���和から平成のお茶の間を席巻したドリフの笑いは、設計されたアトラクションだった。 タライが落ちる。家が崩れる。最後は全員で「バカだねぇ」と笑い合って大団円。 様式美であり、安心して眺められる娯楽だった。 レールの上を走る予定調和。どこか、「作られた安全圏」の匂いがした。 僕が惹かれたのは、その対極だった。 島田紳助や松本人志が作る笑いは、台本の外側にあった。即興劇だった。 言葉のナイフがどちらを向くか分からない。その危うさが、ブラウン管の向こうから伝わってきた。 アドリブの応酬。人間臭さがぶつかる空間。 面白かったのはそこであって、予定調和そのものではなかった。 時代は変わった。 いつの頃からか、世間はテレビの中にまで「誰も傷つかない優しさと潔癖さ」を求めるようになった。 ちょっと���た失言も、過激な例えも、ネットで叩かれる。 スポンサーの顔色を見た局は、リスクを削り、安全運転に舵を切った。 残ったのは、角の取れた予定調和だ。 毒もない。ハプニングもない。 会議室で何重にもチェックされたタイミングで、笑い声が鳴る。 かつて胸を躍らせたもの——何が起きるか分からない、生身のスリル——はない。 紳助が去り、松本が表舞台から消えたことは、個人の退場というより、あの「危うい笑い」を許容していた時代の終わりだったと思う。 優劣の話ではない。好き嫌いの話だ。 綺麗に管理され、安心して消費できる笑いが好きなら、今の時代は居心地が良いだろう。 予定調和の退屈さに耐えられない人間にとって、このクリーンで平坦な景色は、ただ退屈なのだ。 ヒリヒリしたスリルのある笑いは、もう帰ってこないのだろうか。 https://t.co/TLVVZkGhPL #テレビ #笑い
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珍道中男
@Beginneroosaka
15 days ago
ニュースを見るほど、賢くなっているのだろうか。 日本のマスコミを見ていて、ときどき不思議に思う。 なぜ、こんなことが「速報」なのだろう。 どこかの地方で大雨が降った。 自分が住んでいるわけでもない。行ったこともない。知人もいない。人的被害も出ていない。 それなのにスマホに飛ぶ。 「速報です。○○県で大雨」 ……だから、何だ。 その地域の人には大事な情報だ。 僕が疑問なのは、それを全国に、同じ強度の「ニュース」として流し続けることだ。 熊が出た。ニュースになる。 有名選手が怪我をした。またニュースになる。 芸能人が何かをした。またニュースになる。 僕たちは、何をそんなに急いで知る必要があるのか。 ここで問いを立てたい。 それは、大人が見る価値のある情報なのか。 「熊が出ました」 「危ないです」 「近所の人は気をつけてください」 小学校高学年���も理解できる。 テレビやネットに流れてくる熊ニュースに、それ以上の情報量はない。 一方で、AIやテック企業の動向はどうか。 一つの新製品。一つのモデル。一つの買収。 その先には半導体、データ��ンター、電力、クラウド、雇用、教育、軍事、金融、国家間競争がつながっている。 10年後の仕事と生活をどう変えるか。 掘れば掘るほど、新しい疑問が出てくる。 一回聞いたら終わる情報と、掘るほど深くなる情報。 日本のマスコミの問題は、ここにあると思う。 受け手にリテラシーを要求しない情報ばかりが、大量に流れてくる。 「何が起きました」 それだけ。 なぜ起きたのか。背景は何か。この先どうなるのか。生活にどう効くのか。 そこまで考えなくても、ニュース番組は成立する。 むしろ、考えなくていい。 見て、驚いて、怒って、次へ。 その繰り返しだ。 ニュースを見る時間も、人生の一部だ。 一日は二十四時間しかない。 仕事をして、食事をして、寝る。家族と話す。本を読む。映画を見る。何かを考える。何もしない。 その限られた時間から、ニュースの時間を捻出している。 無料に見えて、時間を払っている。 時間とは命だ。 だったら、その命で見る情報にも、もう少し要求していい。 明日の生活に関係するか。 10年後の世界を考える材料になるか。 知らなかった世界を見せてくれるか。 もっと知りたいと思わせるか。 そのくらいは期待したい。 これは「マスコミは偏向している」という話ではない。 もっと根本の話だ。 マスコミは、日本人の限られた時間と知性を、何に使わせているのか。 注意力にも、使える脳のリソースにも限界がある。 本当に重要なことを考えるために使ったほうがいい。 昨日のニュースが今日につながり、今日が10年後につながる。 情報にも、積み重なるものがある。 「大雨です」「熊が出ました」 朝から晩までそれを浴びて、 「今日もたくさんニュースを見た」と思う。 本当に、何かを知ったのか。 社会が分かるようになったのか。 「知った気になれる情報」を消費させられているだけではないのか。 怖いのは、マスコミが日本人を馬鹿にしていることではない。 もっと怖いのは、それを当たり前だと思ってしまうことだ。 https://t.co/PjVxjgzupo #自分 #時�� #ニュース #情報 #マスコミ
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珍道中男
@Beginneroosaka
18 days ago
AIの覇権は、頭の良さだけでは決まらない。 ChatGPTが圧倒的シェアを持っていた時期に、別の場所へリソースを集中していれば、今とは違う景色��なっていたと思う。 それはモデル性能ではない。 ユーザーの全スレッドを保存し、検索できるようにすることだ。 性能は重要だった。だが性能は相手も上げてくる。Geminiが出る。Claudeが出る。いずれ「こっちのほうが賢い」になる。性能だけで勝負すれば、いつまでも追いかけられる。 一方、数年分の会話が全部残っていたら話は変わる。 「あの話、前にしたよな」 以前の自分の考えを読み返す。 過去の相談を引き出す。 それが何千スレッドになれば、履歴ではない。自分の知的履歴になる。 僕なら、そこを最初に取りにいく。 一度そこまで積み上がると、乗り換えにくくなるからだ。 「少し賢い」だけでは足りない。 「今までの全部をどうするの?」になる。 AIはSNSとも違う。 SNSに残るのは写真や人間関係や投稿だ。 AIに残るのは、考��たこと、悩んだこと、調べたこと、作ったものだ。 つまりAIは、ユーザーの過去そのものに入り込める。 ここまで来るとサンクコストは強い。 月5,000円なら払える人は多い。 その層がChatGPTに払ってしまえば、GeminiとClaudeにも同じ額を払う人は���ない。 結果はこうなる。 「ChatGPTは有料。GeminiとClaudeは無料で試す」 競合は性能で勝てても、課金で勝てない。 ChatGPTには継続的なキャッシュが入る。 キャッシュがあれば研究開発に使える。人材も採れる。性能も上がる。ユーザーも増える。最初のシェアが次のシェアを生む。 これはモデル競争ではない。 資本、人材、計算資源、ユーザーが互いを強化するサイクルだ。 YouTubeやInstagramも、後から似たものは作れる。 すでに人がいる場所をひっくり返すのは難しい。 AIは、それ以上に厄介かもしれない。 YouTubeが囲ったのは「見る時間」。 Instagramが囲ったのは「人間関係」。 AIが囲えるのは「思考」だ。 2023年頃の経営者なら、シェアを取った瞬間にそこを最優先する。 「使い続けるほど、自分の過去がここに積み上がる」状態を先に作る。 十分に作ってから有料化する。 料金そのものより、払わないことで失うものを大きくする。 そうなれば、競合は試せても、基幹AIは簡単に捨てられない。 これがプラットフォームとして一番強い形だと思う。 だから初期の圧倒的シェアは、ただのブームの始まりではなかった。 ���の巨大プラットフォームの覇権を固定できる、かなり珍しい瞬間だった。 本当に囲うべきだったのは、ユーザーの思考だったのかもしれない。 ただし、これは後知恵でもある。 理論上は最強に見える。 だが2023年の現場では、絵に描いた餅で終わっていた可能性のほうが高い。 当時のコンテキストウィンドウ、ベクトル検索、ユーザー急増で悲鳴を上げていたインフラを思い出すと、「全スレッドのリアルタイム完全インデックス」を全振りすれば、システムが自重で潰れていたかもしれない。 OpenAIの最優先は、まず世界に触らせ、フィードバックとデータを集め、基盤モデルを急ピッチで進化させることだった。そこに寄せすぎれば、「記憶は完璧だが頭が悪いサービス」として失速するリスクもあった。 論理の美しさと、現場の生存競争は、噛��合わない。 囲うべきは思考だった。 だが当時それを取りにいけば、先に死んでいた可能性もある。 https://t.co/OepGZrkfY2
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珍道中男
@Beginneroosaka
19 days ago
一億総品行方正の国 僕は、島田紳助氏や松本人志氏をめぐる一連の騒動を見ていて、どうも腑に落ちない。 女性関係をどう考えるか。 酒の席での振る舞いをどう考えるか。 過去の言動をどこまで問題視するか。 そんなものは、人によって違って当然だ。 だから、先人たちは法治国家を作ったのだ。 人間の価値観が全員一致しないから、最低限の共通ルールを法律として決める。 何が犯罪なのかを後から決めない。 犯罪として扱うなら手続きを踏む。 犯罪の疑いをかけられた人間を、有罪が確定する前に犯罪者��して扱わない。 法治国家の大原則「推定無罪」だ。 島田紳助氏や松本人志氏が好きだから推定無罪なのではない。 嫌いな人間にも同じルールを適用する。 そこに法治国家の価値がある。 法律に違反していなければ、何をしても社会的に許されるという話ではない。 スポンサーにはスポンサーの判断がある。 テレビ局にはテレビ局の判断がある。 視聴者には視聴者��判断がある。 それは自由だ。 問題は、それらがいつの間にか、 「だから社会から追放されて当然」 に変わってしまうことだと思う。 法律による制裁と、世間による制裁は違う。 この境界が曖昧になっていくと、おかしくなる。 なぜなら、「品行方正」には、法律のような明確な基準がないからだ。 芸能人には一般人以上の品行方正が必要なのだろうか。 もしそうなら、どこまでなのか。 若い頃の女性関係は? 酒癖は? 本人は覚えてすらいない何十年も前の言動は? 誰かが「この人は人間として嫌いだ」と言えば、それも品行不方正になるのか。 基準を一つ決めれば、次の基準が必要になる。 そして最後には、人間の過去を全部掘り返して、 「この人間は人前に出していい人間なのか」 を審査する社会になる。 僕は、そんな���会に住みたいとは思わない。 そもそも芸人に、聖人君子であることを求める必要があるのだろうか。 お笑い芸人は、人間の弱さや愚かさや矛盾を笑いに変える仕事でもある。 かつてのテレビは、もっと下世話で、もっと人間臭かった。 島田紳助氏の 「好きからエッチを引いたら愛になる(笑)」といった、当時の芸人たちが平然と口にした危うい持論や、コンプライアンス���枠からはみ出した楽屋ノリの笑い。そこには、綺麗事だけでは語れない人間の生々しい欲望や矛盾がそのまま転がっていた。 それらが正しいとは言わないし、時代が変われば価値観がアップデートされるのは当然だ。 だけど、過去のそうした「汚れ」や「不完全さ」のすべてを現代の綺麗すぎる物差しで引っぺがし、「最初からなかったこと」のように切り捨てていくのなら、僕たちは表現の幅だけでなく、人間が本来持っている「ずるさ」や「弱さ」を笑い飛ばす余裕そのものを失っていくのではないか。 失敗する人間、格好悪い人間、見栄を張る人間。 そんな人間を笑いにする仕事のはずだ。 もちろん犯罪は別だ。 だけど、「人格者ではない」ことと、「芸人として活動する資格がない」ことは同じではない。 「あの人間性は嫌いだ。��も芸は面白い」 それでよくないか。 それくらいの矛盾を、社会は抱えたままでもいいのではないか。 僕が一番違和感を覚えるのは、 「芸能人は、一般人より品行方正であるべきだ」という考え方だ。 それを本気で突き詰めたら、芸能人だけの問題では終わらない。 経営者も品行方正で��ければならない。 政治家も品行方正でなければならない。 最後には、一般人も品行方正でなければならない。 人間なんてそんなに立派なものではない。 一億人全員が、過去も現在も落ち度がなく、品行方正であることなど土台無理な話だ。 だから法律は、人間を聖人にするために存在しているのではない。 聖人ではない人間同士が、それでも一緒に生きていくために存在している。 芸人にまで「品行方正」を求める社会には違和感がある。 一億総品行方正など、実現不可能だから。 罪刑法定主義: 法律にない行為は処罰できないという原則。 推定無罪: 裁判で有罪が確定するまでは無罪として扱うという原則。
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珍道中男
@Beginneroosaka
19 days ago
八百万の神とお好み焼きには、どこか通じるものがある。 厳格な教義を掲げて「これ以外は認めない」と排他的でなく、なんでも包みこんでくれる。 八百万の神々は八百万というだけあって、山にも川にも、石ころやトイレの神様まで鎮座していらっしゃる。なんでも受け入れ、互いに衝突せず、神社にふらっと立ち寄れば不思議と心が穏やかになる。あの、すべてを包み込むようなユルさと懐の深さは癒しの神様だ。 その神聖な精神を、最も美味しく、最も庶民的なかたちで体現しているのが「お好み焼き」ではないかと思う。 お好み焼きの懐の深さは、神々のそれといい勝負をしている。キャベツと小麦粉があれば基本は成立するし、豚肉を入れようが、イカやエビの魚介を放り込もうが、冷蔵庫の片隅でしなびかけた野菜を刻んで混ぜようが、すべてを完璧に受け止めてくれる。なんなら炭水化物であるそばを中にぶち込んでも怒られない。栄養バランスを見ても、肉、魚介、野菜、小麦粉が一体となり、これ一枚で完全食になり得る。他のおかずを必要とせず、ただそれだけで美しく自己完結している姿は、もはや一つの小宇宙だ。 味付けの寛容さも尋常ではない。王道のソースはもちろん、さっぱり醤油でも、マヨネーズの海に溺れさせても、青海苔や鰹節を雪のようにまとわせても、すべてを美味の着地点へと着地させる。 西洋のピザと比べてみると、その自由度の高さがより際立つ。ピザも具材のバリエーションは豊かだが、どうしても「ピザ生地」という厳格なステージと「チーズのトッピング」という掟から外れることは許されない。イタリアの誇る伝統的な美学がそこにはある。 それに比べてお好み焼きはどうだ。「お好み」という名前がついている通り、そもそもルールすらない。混ぜて焼くだけという大雑把な作法の中に、人間の欲望と自由がすべて詰め込まれている。 ときどき無性に「お好み焼きが食べたい」と脳裏をよぎる時がある。あのソースの焦げる香ばしい匂いを思い浮かべ、鉄板の前に陣取ると、日々の細々とした悩みや面倒く���い理屈がどうでもよくなる。 肩の力を抜いて、なんでもありの生地にヘラを入れ、目の前の熱々を口に運ぶ。 我が家のテーブルの上の鉄板もまた、ささやかな神殿のようなものかもしれない。 https://t.co/pH0giJ3VRS
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珍道中男
@Beginneroosaka
20 days ago
人間には、自慢話を聞いてもらいたい欲望と、他人の自慢話を聞きたくないという本音が、妙なバランスで同居している。 社会的地位が高かろうが低かろうが。金持ちだろうが貧乏だろうが関係ない。人はみな心の中に承認欲求の火種を抱え、生きている。 冒頭の二つの光景を思い浮かべてみる。 もし、上場企業の創業者が、「俺さ、一代で上場企業作ったんだよね。創業者利益で超金持ちでさ」と居酒屋の片隅で語り始めたとしたらどうだろう。あるいは、直木賞も芥川賞も手に入れ、年収一億円を稼ぐ覆面作家が、「実は僕、年収億超えの売れっ子作家なんですよ」と話し始めたら。 スマートさのかけらもなく、全然カッコよくない。 一方、「出会って一年以上、ただの冴えないオッサンだと思っていたのに、のちに本人の口からではなく、全く別のルートから『あの人は実は日本を代表する超売れっ子作家だった』と知らされる」――これはスマートでカッコいい。本物の凄みや価値というものは、本人以外の口から、あるいは時間差でポロリとこぼれ落ちる瞬間にこそ輝きを放つ。 しかし、頭ではそれが分かっていながら、人はどうしても我慢ができない。 昔の友人に、何度キャバクラに通ってもお目当ての女性を口説き落とせない男がいた。性格も悪くなく、金払いも良い。それなのに、席につくなり我慢できず、自分の乗っている高級車の写真をスマホ画面に出して見せびらかしてしまう。僕は彼に恥をかかせぬよう、いつもわざわざ「そういえば���車何乗ってるんだっけ?」とこちらから水を向けてやっていた。「自分から言うより、人に振られてから答える方が値打ちが出るから、やめておけ」と心の中で思いながら。 それでも彼は、15分と持たなかった。まるで膀胱の限界を迎えた子供のように、居ても立ってもいられず、自分から車の話を持ち出すのだ。その姿には、哀愁すら漂っていた。 人間は、話したい生き物だ。コミュニケーションの黄金比率として「自分が4、相手が6」が心地よいバランスだとされるのも、裏を返せば、人間は放っておけば「俺が、私が」と10のうち8も9も喋りたがる生き物だから。 以前、キャバクラの女性から興味深い話を聞いたことがある。店に来る客のタイプは様々だが、自慢話をする客、愚痴や文句ばかり言う客、口説いてくる客の中で、一番楽なのは「自慢話をする客」なのだそうだ。 なぜなら、自慢話をする客は、勝手に機嫌が良くなり、気分よく酒を飲み、気前よく大金を落としていってくれるからだ。つまり彼らは、自分の金と時間を使ってまで、���自分の凄さを聞いてもらいたいのだ」客の自慢話を受け止め、相槌を打つことの対価としてお金を払わせる――そこには、見事な「金とストレスのトレードオフ」が成立している。ほんとに人間は滑稽で愉快な生き物だ。 これほどまでに、人間は「自慢話をしたい」のに、他人の自慢話を聞��されるのは苦痛だ。他人の自慢などできれは聞きたくない。むしろ、人が聞きたいのは、失敗談や不幸話。自分が上だと安心したいといのだ。 メタ認知能力が高く、自分が自慢話をすることが無様であるかを十分に分かっていながら、それでも喋りたくなってしまう人の頭の中では、いったい何が起きているのだろうか。 頭の中では戦が繰り広げられているはずだ。 脳の深層にある本能に近い領域が、「今だ! 俺のすごさを叩きつけろ! 相手を圧倒しろ!」と、ドーパミンを分泌しながら叫び声をあげる。一方で、冷徹な理性やメタ認知を司るもう一人の自分が、「おい、やめておけ。それを言ったら、ただの痛い奴に見られるぞ」と、冷ややかな眼差しでブレーキを踏みつける。 この「自慢したい本能」と「みっともなく思われたくない理性��の狭間で葛藤を繰り返し、結局は耐え切れずに自慢話を始めてしまう―― 僕たちは今日も、誰かの退屈な自慢話を右の耳から左の耳へ受け流しながら、自分が次にどんな自慢をしようかと、虎視眈々と機会を窺っている。
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珍道中男
@Beginneroosaka
20 days ago
歴史はレールが一本だけの直線道路のように見える。壬申の乱があり、鎌倉幕府ができ、織田信長が現れ、江戸時代を経て明治維新が訪れる。教科書の目次を眺めるように、過去から現在へ向けて出来事が積み重なってきてるように思う。 歴史の本質は直線的な進歩ではない。ときにはアクセルと、ときには急ブレーキの繰り返しであり、「歴史の巻き戻し」もある大河ドラマだ。 日本という国家がたどった歴史を解剖するとき、僕は4つの転機を考えた。 最初の転機は、古代の「壬申の乱」だ。 こ���時に日本という国家は、単なる豪族たちの連合体から、中央集権という「律令制OS」政治システムへと生まれ変わった。この乱によって「天皇の権威」が絶対的なものとしての地位を得た。このとき導入された「権力者がどれほど入れ替わろうとも、朝廷という権威の源泉だけは保全される」というOSが、その後の日本史の継続性を担保することになる。政治の実権がどう動こうと、このOSの土台の上で歴史のドラマは繰り返される。 次の転機は「承久の乱」である。 朝廷という精神的・政治的権威が、武力という暴力のに敗れた。鎌倉幕府が朝廷を圧倒したことで、「政治を動かす実権は、京都の公家から武家へ移行した」というシステム変更が起きた。軍事力が権威を物理的に超えたのだ。 歴史の歯車が劇的に方向を変えたのは、3つ目の転機である「本能寺の変」だった。 織田信長が推し進めていた政策には、当時の日本の常識から見ればかなり先進的だった。関所の撤廃や楽市楽座による経済の流動化、土地と農業への依存を相対化しようとする動き、そして南蛮貿易やキリスト教への開放的な態度。これらは、国内の軍事・経済支配を効率化するための手段だったが、同時に日本を閉じた島国から、より外に開かれた社会へと広げる可能性も秘めていた。この流れ��そのまま継続・拡大していれば、日本は鎖国という経路を取らず、より早く、より緩やかに外部世界との接続を深めていたかもしれない。 その可能性は「明智光秀というバグ」によって断ち切られた。豊臣秀吉はその遺伝子を中途半端に引き継ぎ、足軽から成り上がったゆえの不安定さから、日本古来の村社会の仕組み(検地・刀狩・身分固定)を固めた。それを完成させたのが徳川家康である。 家康が選んだのは、信長が示していた「外へ開く方向」とは異なる道だった。信長の中央集権に対して地方分権。国家の税収の基本単位を再び米に置き、農本主義と朱子学を取り入れ、厳格な身分統制を敷く。そして「鎖国」によって国家をかなり閉じた形に再編した(長崎出島などを通じた細い交易は維持された)。戦国の殺し合いを終わらせ、長期的な安��を得るための生存戦略としては極めて合理的だった。しかしそれは日本を「外との接続を最小化し、内部で完結する農業・身分社会」として設計することを意味した。 江戸時代は決して「何も起きない停滞の楽園」ではなかった。都市商業や金融、手工業は発達し、識字率も高く、人口も安定的に増加した。だが、国家の基本設計としては「外に開く近代」ではなく、「内に閉じた秩序」が優先された。信長が少し開けかけた窓を、家康がほぼ閉じた形で固定した、と言っていい。 そして、その閉ざされた蓋が、1853年に黒船という外圧によって破られる。4つ目の転機「明治維新」の到来だ。 「このままでは西洋の植民地になる」という恐怖と焦りから、日本は猛ダッシュを強いられた。信長の時代から続いていたかもしれない「外との接続を深めながら近代化していく」プロセスを、家康が選んだ260年近くの経路の後で、わずか数十年という短期��で取り戻さなければならなかった。江戸時代に「村の共同体」と「米」に最適化されていたOSを、一気に「近代国家・工業化」へアップデートしなければならなかったのだ。 この超急加速がもたらした歪みは、その後の日本に大きな影を落とし��。 欧米列強に「追いつけ、追い越せ」と焦る日本が参入した世界は、すでに弱肉強食の帝国主義が支配していた。信長が示していたような「対等な交易とアジアとのネットワーク構築」という可能性は失われており、遅れを取り戻すために日本が選んだのは、工業化し強い軍事力で資源を手に入れるための帝国主義的な手段だった。 組織のOSは依然として江戸時代的な村社会の精神論を色濃く残したままでありながら、手に入れようとしたのは近代兵器という、キメラのような構造が生まれていた。この「精神の前近代性と技術の近代性」という矛盾は、太平洋戦争へと至る道筋を形成した要因の一つだった、と僕は考えている。 本能寺で方向を変えられた歴史の針を、明治に高速で回し、そして第二次世界大戦の敗戦を迎えた。それが、日本のたどった���代の軌跡である。 (これは僕の歴史観ですので史実と違う点があってもご容赦ください)
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珍道中男
@Beginneroosaka
21 days ago
パート2 次にギャンブルの「還元率」比較 こうしたマネーゲームの構造をより客観的に見つめるために、それぞれの還元率を比較してみよう。 カジノ・オンラインカジノ(バカラ、ルーレット等) 還元率: 約92%〜98% 特徴: 数あるギャンブルの中で最も胴元の取り分が小さく、理論上のリターンが極めて高い。その代わり、ゲームの進行スピードが非常に速いため、短時間で資金が回転し、結果として損失を被りやすい仕組みになっている。 パチンコ・パチスロ 還元率: 約80%〜85% 特徴: 日本の主要な遊技の中���は比較的高い還元率を誇る。店舗の運営コストなどが含まれる一方で、「釘読み」や「設定推測」「ボーダー理論」といった、プレイヤーが知識や技術で介入できる要素がある。 公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇・オートレース) 還元率: 約70%〜80%(競馬の単勝・複勝などは約80%程度、三連単などはやや低下) 特徴: 国や地方自治体が法律に基づいて運営するギャンブル。売上の一部が公共事業の財源やインフラ整備に還元される仕組みになっており、過去のデータや血統、選手の状態を分析する面白さが伴う。 宝くじ 還元率: 約46% 特徴: 購入した時点で約54%が自治体や公共の財源として天引きされる、最も胴元の取り分が大きい構造。数字を選ぶ自由はなく、結果は確率に委ねられるため、確率論を超えた夢を楽しむためのエンターテインメント。 FX(外国為替証拠金取引) 還元率: 理論上約100%(ゼロサム)、実質は売買手数料でマイナスサム 特徴: 他のギャンブルとは異なり、胴元が一定の割合を自動的に抜く仕組みではなく、参加者同士の売買によって成り立っている。ただし、取引ごとにスプレッド(売買手数料)が発生するためその分は減っていく。(マイナスサム)売買を繰り返すほど手元に残る資金は減っていく可能性が高い。 僕たちがお金を���じる先には、それぞれ異なる確率や仕組みがある。 胴元の取り分が重い宝くじから、還元率が高くとも繰り返すことで資金が減りやすいカジノやFXまで、それぞれの特徴やリスクを理解した上で、参加するのがいいと思う。 結局のところ、「お金を増やす」という言葉だけでは、その中身は分からない。 大切なのは、誰のお金が、どこから、どこへ移動しているのかを見ることだ。 「資産運用」と呼べば投資になり、「ギャンブル」と呼べば遊びになるわけではない。 その仕組みを見ると、お金の正体は意外なほどシンプルだ。 https://t.co/IyjSTSkuXq
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珍道中男
@Beginneroosaka
21 days ago
みんな大好きな「お金を増やす」の代表的なもので、「資産運用」と「ギャンブル」がある。この2つの決定的な違いは、「お金が増える仕組み」にある。 資産運用(プラスサムの世界) みんなでお金を出し合って、世の中に新しい価値(便利なサービス、画期的な商品など)を生み出す仕組み。会社が成長して利益を出すと、みんなで分け合えるので、長い目で見ると全体のパイが増える可能性が高くなる。 ギャンブル(ゼロサムの世界) 参加者同士がお金を出し合って、その奪い合いをする仕組み。パチンコや宝くじ、競馬などを思い浮かべると分かりやすい。誰かが勝った裏で、必ず誰かが負ける。全体のパイは増えない。 この基本を押さえたうえで、代表的な「株式投資」と「FX」の世界を覗いてみる。 1. 株式投資:社会といっしょに成長する「王道の資産運用」(プラスサムの世界) 株式投資とは、会社のオーナーの一部になること。 応援したい会社に金を出し、その会社が商品を売ったりサービスを提供したりして利益 を出すと、そのお礼として配当金がもらえたり、会社の価値が上がって株が高く売れたりする��� 企業が働いて富を増やしていくため、構造的には「みんなで豊かになっていくプラスサム」の場所だ。経済の成長とともに資産を育てていく、正真正銘の資産運用と言える。(株も短期売買はゼロサムに近づく) 2. FX(外国為替証拠金取引):世界中の通貨をやり取りする場所(ゼロサムの世界) では、FXは何をする場所か。FXは、ドルと円など、「国と国の通貨を交��するレートの変動」を予想して利益を狙うもの。 たとえば、「これから円の価値が下がってドルの価値が上がる」と予想して、手持ちの日本円をドルに換え、予想通りになったら円に戻す。そうすると差額のぶんだけ儲かる。 ここで重要なのは、株式投資のように「企業が価値を生み出しているわけではない」という点だ。世界中の投資家や銀行が「上がるか、下がるか」を予測して売り買いしているだけであり、誰かの利益は、そのまま別の誰かの損失になる。 つまり、FXの構造は、ゼロサムゲーム(手数料込みならマイナスサム)なのだ。 3. FXが「一番割のいいギャンブル」になってしまう理由 構造としてはギャンブルと同じFXが、これに「レバレッジ」という仕組みが加わると話が変わる。 レバレッジとは、手元にある少額のお金(証拠金)を担保にして、その何十倍もの大きなお金を動かせる仕組みだ。 これが何を意味するかと言うと、「一瞬で大金が手に入るかもしれないが、一瞬で全財産が消え飛ぶかもしれない」という、カジノのルーレットみたいなスリルを生み出す。 企業がコツコツ価値を育てる株式投資とは違い、FXは「上がるか下がるか」のタイミングと運に大きく左右される。そのためFXの本質は割のいいギャンブルなのだ。 4. FXを語���人々 このゼロサムの奪い合いで勝てた人の中に、 「これが私の資産運用術です」と言う人もいる。 チャートという複雑な線を何本も引いて、横文字を並べ立て、「独自のロジックで相場を読み解いた」と。 運の偏りを実力だと言い、それを信じた人に情報を売るビジネスもある。 つまり、FX必勝法とは「確率を支配できる」という話になるが、それは現実的でない。勝てた人がいることと、再現性のある運用は別である。 https://t.co/IyjSTSkuXq
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珍道中男
@Beginneroosaka
21 days ago
仕組みは単純だ。 名目成長率が名目金利を安定的に上回れば、債務の対GDP比は自然に低下していく。 現金や預金、固定金利の債権を保有する者の購買力を少しずつ削りながら、国家の帳簿上の負担を軽くする。 直接「誰からいくら取るか」を決めずに済むため、政治的な軋轢は増税や社会保障費の給付カットに比べてはるかに小さい。 この方法にも副作用がある。 第一に、負担の隠蔽だ。 インフレは実質的に、現金・預金・国債を持つ層からの徴税である。 日本では家計金融資産の多くがそうした形態に偏っているため、結果として高齢者や貯蓄者層が主な負担者になる。 生産活動を終え、医療・介護コストを消費し続ける層への圧力が、直接の給付削減ではなく、静かな購買力の目減りという形でかかる。 トリアージを、政治ではなく市場の価格上昇に委ねただけだ。 (これは主に中間層から高齢者層、富裕層に対する見えない課税になるので世間の反発は増税や社会保障の給付カットに比べ少ない) 第二に、負債の実質負担が軽くなっても、医療・介護・年金という「実物のサービス需要」自体は減らない。 むしろインフレが進むと、それらのコストも上昇しやすく、名目の社会保障費はさらに膨らむ。 債務を溶かす��果はあっても、少子高齢化がもたらす実物の供給不足を解消するわけではない。 第三に、持続的なインフレ期待が定着すると、人々は現金を避け、短期的な消費や実物資産へシフトしやすくなる。 適度であれば流動性を高めるが、過度になれば長期的リターンへの動機が弱まり、インフラやイノベーションへの資本供給が細る。 「未来へ投資しない停滞」が、別の経路から再現されるリスクがある。 第四に、制御の難しさだ。 ターゲットを掲げれば自動的に望ましいインフレが続くわけではない。 期待が暴走すれば金利急騰と債務負担の増大を招き、逆にデフレ圧力が残れば効果は限定的になる。日本のように潜在成長率が低く、貯蓄過多でリスク回避的な社会では、このバランスを維持することが難しい。 結局、インフレターゲットもまた、���全な解決策ではない。 それは「誰の購買力を削るか」を曖昧にしたまま進める調整手段であり、国家が持続不可能性の危機に瀕したとき、発動する別のアルゴリズムだ。 直接的な切り捨てを避けられる分、倫理的な衝突は小さい���、結果として生じる世代間・資産保有者間の負担転嫁は、やはり存在する。 持続可能な唯一の処方箋のように見えて、それでもなお、システムは「誰がどれだけ負担するか」という問いから逃れられない。 インフレという名の静かなトリアージが、人間の生物学的本能や長期的な資本蓄積とどう折り合うのか。 その答えは、まだ出ていない。 https://t.co/2du6YR428Q #人間 #システム #国家 #完全
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珍道中男
@Beginneroosaka
22 days ago
誰も切り捨てない社会は持続できるのか 僕たちはしばしば、「もしも完全な平等が実現したら」「もしも貧困が完全になくなったら」という甘美なユートピアを夢見る。 その処方箋の筆頭として語られるのが「ベーシックインカム(BI)」だ。 無条件に全員へ現金を配る。なんと耳当たりのいい響きか。 この夢のシステムを国家の帳簿に落とし込んだら、現実の壁に突き当たる。 日本の社会保障給付費はすでに約138兆円。 この既得��益のフローを削らないまま、全国民に、人間らしい生活ができる額(仮に月額10万円)を上乗せすれば、必要な追加財源はさらに数十兆円以上膨らむ。 増税も国債発行も、物理的な限界を超える。 ここで国家を、倫理の通じない冷徹な生態系としてみる。 自然界の食物連鎖に善悪はない。 あるのはエネルギーの収支バランスだけだ。 システムが持続不可能性の危機に瀕したとき、最大のコストを生み、最小のリターンしか生まない層を切り捨てるアルゴリズムが、感情を排して自動発動したとする。 食物連鎖的なトリアージの論理に従えば、対象の優先順位はこうなる。 第一の対象:生産活動を終え、医療・介護のエネルギーを際限なく消費する高齢者層 第二の対象:労働不能層および生活保護受給者 第三の対象:障害者層(最後の防���として倫理的保護が残るが、究極の財政危機の前では予算は静かに削られていく) (もし国家を、倫理を持たない巨大な収支システムとして抽象化するならと言う思考実験) 全員を救うためのBIは、制度設計の段階で���綻を内包している。 BIを導入するということは、裏を返すなら「誰を生かし、誰を見捨てるか」という選別を、国家が公式に発行することになる。 このジレンマを打破する究極の処方箋として、「相続税100%という一代限りの資本主義」が議論される。 本人が一代で築いた富の蓄積のみ認める。 本人が死んだら、すべての資産は国庫に全額回収される。 子どもたちは親の遺産を引き継げない。 このシステムがもたらす一見のメリットは強烈だ。 「親ガチャ」による階級固定化が構造的になくなる。 「死ぬまでに使う」のインセンティブが働き、蓄えられていたマネーが市場の流動性へ還元される。 教育や人脈という「形のない世襲」の余地は残るため、個人のサクセス動機が完全にはなくならない。 だが、相続税を100%にしても���BIの財源問題は完全に解決しない。 日本の家計正味資産は約3,160兆円。 仮にこれを100年かけてすべて国が吸い上げても、年平均で30兆円強だ。 実際の年間相続資産の総額も45〜60兆円のレンジにだ。 既存の社会保障給付費の138兆円すら埋められない規模なのだ。 しかも、人間はシステムをハッキングする。 「死ねば全額没収される」と分かったら、富裕層は資産をオフショアに逃がし、生きているうちに使い、生前贈与や法人化などを考える。 鎖国でもしない限り、回収可能なパイの総量は減少する。 さらに、資産の相続を断たれた人間が子どもに残そうとするのは、「脳と身体とコネクション」という純粋な人的資本だ。 結果として教育投資の過熱や血縁の結びつきが進み、「見えにくい階級固定」が再生産される可能性がある。 更に致命的なのは、社会全体の「時間選好」の崩壊だ。 未来へ資本を投下し、数十年後の果実を待つというインセンティブが消滅すれば、国家の長期的なインフラやイノベーション���蓄積は細る。 回収すべきパイが縮小し続けた果てに待っているのは、システム全体の市場の減少だ。 富を強制的に回収し、全員を平等に扱おうとした国家は、システム自体の減退というブーメランを受け、再び「誰を削るか」の生存競争へ引き戻される。 考えれば考えるほど、あまりにも���額の社会保障費にめまいがしそうだ。 ますます加速するAI進化と少子高齢化に対する処方箋を考えてみたが、BIや相続税100%でも持続可能な制度設計はできなかった。 この思考実験が私たちに突きつけるのは、以下の事実だ。 人間の生物学的本能。 自分の遺伝子を次世代へ継承したいという執着を力ずくで押さえつけた社会に明るい未来はない。 先にあるのは、「皆が平等に貧しく、未来へ投資しない停滞」であり、待っているのはシステム維持のためのリセットだ。 BIも、相続税の完全没収も、資本主義の矛盾を突いた耳当たりのいい言葉だ。 僕たちは、不平等で不完全な資本主義社会を生きている。 その中で、どこまでが許容可能な格差であり、どこからが許容不可能な断絶なのか。 そして、国家という巨大なシステムが暴走しないためのブレーキはどこにあるのか。 この思考実験の果てに見える景色は、私たちにそう問いかけている。 #人間 #システム #国家 #完全 https://t.co/2du6YR428Q
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