天安門事件37周年(早稲田奉仕園でお話しさせてもらった内容)
*展示は6/7までやっています!
天安門事件が起こった時、私は高校生でした。テレビを見ながら、どうして自分の国の国民に対して銃を向けるのか、理解できませんでした。大学で中国語と中国について学ぼうと考えたのは、天安門事件の影響が大きかったかもしれません。その後、私は香港に留学しました。私が学んだ香港大学には天安門事件で犠牲になった人たちを記念するPillar of shame(恥辱の柱)がありました。このモニュメントも、今では香港大学から撤去されてしまいました。香港では毎年、天安門事件を記念する集会を行っていたのに、国家安全維持法が施行され、そうした活動を続けてきた鄒幸彤さん、私も香港で会ったことがあり、労働問題のプロジェクトを共に行ったこともありますが、彼女のような人たちは今、刑務所に収監されています。香港の後、私は中国で生活し、中国の知識人や弁護士、ジャーナリストたちと交流しました。今日、ここに来ている浦くんのお父さん、浦志强さんのような、天安門事件でハンガーストライキをした人も私の友達です。ここで行われている展示のテーマは「記憶が罪に問われるとき」。監視の網が張り巡らされている中国では、重要な歴史的事実を記憶することが罪になる。今日、このイベントに来たいと思いながらも、誰かに見られるかもしれない、警察に通報されるかもしれないと恐れて、来られない中国や香港の若者たちもいると思います。でも、忘却に抵抗し続けている人たちがいます。コロナの時期、監視システムが強化され、多くの重要な情報が消し去られました。しかし、それに抵抗し、文字で記録し、映像を撮影し続けている人たちがいます。姿は見えなくても、こうした中国の、香港の人々は努力を続けています。歴史を語り継ぐという意味において、日本にも課題がたくさんあります。日本は今、中華圏の人たちが集まり、自由に活動するための重要な拠点になっています。日本が果たすべき役割を強く認識しなければと思います。私はこの天安門事件の展示を中国の若者に紹介しました。彼女はあまり関心がないかもしれないし、このような展示を見に来るのはリスクがあるかもしれないので、躊躇しながらではありましたが。彼女は展示を自分で見に来て、その感想を私に伝えてくれました。「このような展示を企画する人がいることを誇りに思う」と。この言葉を聞いて、とても嬉しかったです。私たちは記憶を語り継いでいかなければなりません。
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