②
興味深いのはその先です。
救済されなかった金融機関の損失は、株主、取引先、預金者、納税者などへと波及していきました。
資本主義社会ではリスクそのものが消えるわけではなく、誰かに移転されます。
サブプライムローン危機は、「誰が利益を得るか」だけでなく、「最後に誰が損失を引き受けるのか」という現実を浮き彫りにした出来事だったように思います。
①
サブプライムローン問題のとき、多くの金融商品は「安全」と評価されていました。
しかし実際には、その信用格付けは十分に機能していたとは言い難く、金融システム全体を揺るがす危機へと発展したと思います。
そして危機が起きた後、政府はすべての金融機関を平等に救済したわけではありませんでした。
助けられる側と、助けられない側が存在したと思います。