1930年代前半にスウェーデン海軍で検討された、主砲を後部に集中配置した装甲艦設計案のうち、拙著『海防戦艦』に掲載していないP-3案。
戦艦『ネルソン』級よりフネとして均整がとれている気がする。
8,000トン・127m x 19m x 5.45m・28cm/45連装砲塔2基・15cm/55三連装砲塔1基・10.5cm連装砲塔4基・25mm機銃8挺・水線最大125mm(傾斜装甲)・甲板最大25+40+12mm・23,000馬力・22ノット。
1930年代前半の設計案は、主砲前後均等配置案も含めて、フィンランドの『ヴァイナモイネン』級みたいなドイツ風の塔檣になってるのが特徴だけど、数年後に装甲艦開発の責任者がド・シャン提督からテルネル陸軍中将に代わると、イタリア風の円錐台形ベースに変わってるのが興味深い。
これはスウェーデン国立公文書館から購入した図で、以前艦型図を100枚以上購入した時に、館員の方が「こんなのもあるよ」と見つけてくださった図の中の1枚。同館のHPではリスト(サムネイルはなくてほぼ資料タイトルだけの羅列)から選択して注文できるんだけど、この図はリストに載ってないっぽい。
スウェーデン語の文献でも主砲後部集中配置タイプの設計案は見たことない。