ビバラロックではモッシュやダイブが禁止されていない。もちろん推奨もしていない。そして今回はフロアがコンクリート。何かあったら軽い怪我では済まない。それでも主催をしてきた鹿野さんや有泉さんがこのフェスをそういうルールで縛らないのは、アーティストと我々ロックファンが「上手くやれる」ことを信じてくれてるからだ。
もちろん運営側でも「うっとりエリア」という静かに聴きたい人向けのスペースを前方に配置したりしながらいろんな価値観の人間が共存しやすいように遊び場を作ってくれているけれど、最終的にその場所を地獄にするのか天国にするのかは、アーティストと我々ロックファンに委ねら��ている。
それでも、何でもかんでもルールで縛らなければわからない人間が増えた世の中でも、13年間この遊び場が守られて来たのは、そこにいた全員が少しずつ周りを思いやりながら、自由を履き違えず、責任を持って全力で遊んで来たからだと思っている。
今回も、普段からワンマンライブでモッシュやダイブをするのが恒例のバンドだけでなく、アジカンのGotchまで���が「ダイブは上手くやってね。前の人の首とか気をつけて。このあとのリライトは君たちのもの。」と珍しくダイブを煽っていたのも、そういう信頼が成立しているVIVA LA ROCKだったからこそ見れた出来事だと思う。
だから、そんな全員のやさしさで成り立っているこのVIVA LA ROCKというフェスを、この先の未来も守っていきたいと改めて思った、そんな2026年のGWだった。