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西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
西洋の哲学者たちの思想を「短歌」にしていきます。 【短歌+詠まれた哲学者+解説】を1ポスト140文字に収めるスタイルでやっていきます。 造語や用語法についての補足はリプライにつなげます。 高校倫理の学習の補助になるようなキャッチーなものを目指します!
#短歌
#哲学
#大学受験
#共通テスト
#倫理
#公共倫理
雅典
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西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
about 2 months ago
【2026.05.17更新】 現状でポストしてある哲学短歌を、解説と補足抜きで一覧にしました。 気になったものがあったら是非、過去ポストから見つけて、解説や補足も読んで頂けたら嬉しいです。 新たな短歌が加わることもあるし、既存の短歌も推敲し表現を変えることがあるので、この一覧は定期的に更新します。 ふと気づく 乾かば全て老い朽つれば 潤ほすものぞ万(よろづ)のみなもと ――タレス 死とはそう 世の釣り合ひを保つため 生まるるは罪 消ゆるは報い ――アナクシマンドロス 地に描きし幾何も 見上げる宇宙(コスモス)も 数の奏でる浄き調和(ハルモニア) ――ピュタゴラス 一々の知恵など闇に捨て去りね 日々新しき朝陽昇れば ――ヘラクレイトス 在るは在り 在らぬは在らず 論理(ロジック)はこのナンセンスより産声あげき ――パルメニデス 花も月も分けば分くほど明(さや)になり 分け果つる先で麦粒となる ――デモクリトス 「寒し」なく 「寒しと思ふ」のみぞあり 我はその風「暑しと思ふ」 ――プロタゴラス 汝(なれ)知らず 愛とは何か正義とは 何を隠そう我もぞ知らぬ ――ソクラテス 歩み来たり 己とアテネの内のみで 外には生も理もあらざれば ――デリダが解釈するソクラテス 呼び醒ませ 天つ思ひ出 我らみな全て視し者 知りたりし者 ――プラトン しばし待て 在らぬは在らず 理なれども 在らぬ在らねば 嘘さへ言へぬ ――デリダの読むプラトン 一歩目はここに在るもの触るるもの 土踏み進め 学び問ふ道 ――アリストテレス 生物は星は政(まつり)はそれぞれに さて哲学は 「在る」をぞ問はむ ――ハイデガーの読むアリストテレス 窓を閉め 友らと囲む小さき灯 消さず扇がず 我が魂(たま)も凪ぐ ――エピクロス 戸を出でて 嵐の中を踏みゆくも 焠(にら)ぎし知にて 我が魂は晴る ――ストア派 何載せど必ずぞ在る、現るる その天秤を釣り合はすもの ――ピュロン 塵や悪が世にある故は 我が魂(たま)の昇る階(きざはし)形なすため ――プロティノス 違ふなかれ 心が尋むは逢はぬ道 心に尋むが出逢ふ道なり ――アウグスティヌス 紛ふなかれ 解かれば信ずは絶ゆる道 信ぜば解かるが至る道なり ――アンセルムス 至らずも 解かれば進む道もあらむ 問ひ重ぬれば 主ぞ仄見えむ ――アベラール 希臘(ギリシア)と主の導きは相争(すま)はず 冥き旅路の両の道灯(みちび)なり ――トマス・アクィナス 我は人 我なる前に人なれば 堕落 贖罪 身に背負ふなり ――実念論 これよこの これの斯くあるこれの様(さま) これこそこれの これたる故なれ ――スコトゥス 神はただ我を我とし造り給ふ 人なる縛り 神に似合はず ――オッカム 犬と猿 龍の前では争はじ 天に影あれば みな牙収む ――ホッブズ 龍ならで 静けき虎で 事足れり もし荒ぶらば 虎狩りもせむ ――ロック 火と柵が囲ひし濁世 かの清水 いかで湧かさむ 意志と法もて ――ルソー 仮借なき剣(つるぎ)で全てを斬り尽くすも 剣で剣は斬れぬのを知る ――デカルト 天に神 大地にも神 我に神 世界に矛盾の入(い)る隙間なし ――スピノザ 則(のり)に沿わぬものなどあらねば詮ずるに 世を記す字は二つで足れり ――ライプニッツ 振り祓へ 四つの物の怪 かき集(つ)めよ 自然の欠片 世を変ふるため ――ベーコン 知といふは 厚き画帳を胸に抱き 日々描きゆく絵の他になし ――ロック なぜ信ず カップ落つれば茶は零る 目に見ゆるのはその序(ついで)のみ ――ヒューム それ自体なるもの探るは 真闇にて花の彩り愛でむが如し ――カント 照らさるるものを問ふには まづ照らす光の絡繰り照らし解くべし ――カント 天つ塔 テーゼの煉瓦を積み重ね 遥か行く末 屋上(やのへ)で舞はむ ――ヘーゲル 塔倒し 地を往く線路に 改めて いざ終点は 階級なき世 ――マルクス 僕の傷 僕の選んだ僕の道 それを語れぬ何が哲学 ――キルケゴール あの木の実 採れぬが善しと皆で決め 採れるを裁き 採れぬを誇る ――ニーチェ 泣き笑い 欲し得て失し 果てに知る 血涙(ちなだ)と馳走は同じ味がする ――ニーチェ 人の業 鳥でもないのに空を飛び 血灰(ちはい)と哄(わら)う 人の世の業 ――ニーチェ 下らない一生を生きて また生きる さぁ来い人生 ほら、何度でも ――ニーチェ 宇宙は措き 夜空眺めて星座結ひ 星に射られて足踏み固む ――フッサール 我が心を充たし流るる時の川 水面に浮かぶ在りとし在るもの ――ハイデガー 讃ふるは 煌めきではなくただ在ること この世の全ては有り難きもの ――ハイデガー 恐るるは 虚ろではなく埋むるもの 隙間ゆるさず流れ込むもの ――レヴィナス 我ならぬもの拒むとは何事ぞ 我ならねばこそ迎え入るるなれ ――レヴィナス 地に臥して地獄は何処(いづこ) 否、起きよ ほら街じゅうに、ほら眼の前に ――サルトル 君の性(さが) 君の紡ぎしもののやうに 世はみな人が紡ぎゆくもの ――サルトル 言の葉なり 我ら悩ます全ての根 みな枝(え)に返さば残る謎なし ――ウィトゲンシュタイン 問ふことも答ふることも痴愚と知れ 語り侵すな 語り護るな ――ウィトゲンシュタイン 待てや 其の問ひは絵の餅 月うさぎ 追ふな焦がるな 絶へてかひなし ――論理実証主義 覗き見む 海に沈みたるその山は 君を動かす君の知らぬもの ――フロイト 潜り見む 山々生えたる海の底 皆を動かす太古の珊瑚 ――ユング 泳ぎ見む 山を刻みし海流は 山間越えて綾をなしたり ――ラカン はじめまして。あなたがわたし? よろしくね 我ならぬ我 鏡より生(な)る ――ラカン バベルの塔 テーゼの瓦礫を積もらせて 日々空仰ぎ 地べたで喘ぐ ――ベンヤミン 理性より離れて滅ぼしせりなどとゆめな思ひそ 理性こそ首謀 ――アドルノ&ホルクハイマー 理性より離れて語らひあたふなど如何でか思ふ 理性こそ希望 ――ハーバーマス 気負ふなかれ 一期というも世の中に 一期ならざるものなどあらねば ――ドゥルーズ 君望み君が自ら得た翼 落ちし羽根にて鳥かご編まるる ――フーコー 「空青し」 あれは空にや? 青しとは? 素朴な文も 網目にて立つ ――クワイン 変わりしを語らるるときぞ 変わらぬをなほ語らるる 何をか嘆く ――デイヴィッドソン 線引かば 内はありあり外に見え まねぶ者らでやがて裂けゆく ――デリダ かき刻もうその喉 いきを延ばすため 果てぬ約束 遺る痕跡(きずあと) ――デリダ 尊き珠 光のなかではどす黒く 襟のうちではきらきら光る ――デリダ 憑かれ果て 歩けぬのなら祓ふべし だが憑かれぬ生、生く甲斐やあらむ ――デリダ 殺(し)せば死ぬ 然れど我ただ汝(なれ)を殺す 殺せずば跡も灰も遺らねば ――デリダ 弛むなよ 這ひずる龍を咬む虎よ 飛べれど飛ばぬは 飛べぬにあらねば ――アガンベン 荒ぶる象 避けつつ茶飲み 触れもせで おらぬも言わぬ これぞ人なり ――ジジェク 我は我 我の隣に何もなく 日も蚊も似れり 我と比べりゃ ――永井均 猫遊ぶ 画面はなおも画面にて 犬も海をも 映しうるまま ――入不二基義 我らは本 頁は手紙で届き綴(と)づ あに読み了へん 郵便箱(ポスト)閉ぢねば ――東浩紀 枝分かれ 歩みたる道 振り返る おや枝々が彼方に消ゆる ――青山拓央 『倫理』の書 「嘘つくなかれ」はその中の 条文ならで 紙・インクなり ――私の読むカント キャラ設定 「実在する」と書いてみる いつか出てくる、それを夢見て ――神の存在論的証明 兎駒 動かし方を教へても 亀は駒に書き 「これどう動く?」 ――ルイス・キャロルのパラドックス あに揃はん 「揃へど」ならず「揃へば」こそ 「揃ひし」恒に 新しき生(な)せば ――再帰的非完結化
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西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
about 1 hour ago
思想的な意味での保守主義や自由主義の根底にある、いわゆる「理性不信」は、人間知性の事実上の限界に由来するものではなく、「演繹知は経験的世界を原理的に網羅できない」という構造に由来するものなので、少なくとも理路としては、AI(性能に関わらず)にも当てはまることになりますね。
ミスター
@hahaha8201
about 10 hours ago
めちゃくちゃ完璧な計画経済を行うAIができて、それが統治を行い人間は政治から手を引こうと言った時、まともに反論できる保守派や自由主義者はそんなにいないと思う(感情的嫌悪の表明は除外して)
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
about 21 hours ago
理性より離(か)れて滅ぼしせりなどと ゆめな思ひそ 理性こそ首謀 アドルノ&ホルクハイマー ナチズムを反啓蒙だと見做す一般的な見解に対して、彼らは、むしろ啓蒙の帰結だと喝破しました 自然を支配せんとする理性は、いずれ人間をも支配しようとする 理性の暗い側面を、彼らは見つめ続けました
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
2 days ago
バベルの塔 テーゼの瓦礫を積もらせて 日々空仰ぎ 地べたで喘ぐ ベンヤミン ヘーゲルの天に向かう塔 その煉瓦は本当に上へ上へと積みあがっていくのか? 絶えず崩れては、人々を押し潰しているのではないか? 最期はナチスの迫害から逃れる途上で落命した彼は、「進歩」を疑わざるを得ませんでした
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
3 days ago
【補足】 紀友則の「君ならで誰にか見せむ梅の花/色をも香をも知る人ぞ知る」のオマージュです
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
3 days ago
君ならで 誰にか見せむこのポスト 意味も狙いも知る人ぞ知る ラカン 空リプというものがあります 相手に届けたくないとしたら、誰に届けたいのでしょうか? フォロワーでしょうか? それも望んでいない場合は? それでもポストしたくなるのは、”彼”には必ず届くからです
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
3 days ago
井筒のこの感覚――超越論的なものの再編には言説ではなく実践が必要だが、ではその実践をどう扱うべきか――は、同時代にはかなり切実に共有されたものだったのだと思います。この「やれ」を、部分的にせよ実際にやって哲学に取り入れる流れもあり(中沢新一らのニュー・アカデミズムの一部)、あるいは初めから「やる」ことを中心に置く流れもあったでしょう(オカルトブーム、そしてその最も極端で破滅的な例が、あの宗教運動だったのでしょう)。 もちろん、これらが思想系譜的に繋がっている(単線的な影響・被影響関係にある)という意味ではありません。むしろ、時代が発する共通の問いに対して、それぞれが異なる応答をした、ということです。井筒は言説の側に踏みとどまり、ニューアカの一部は一歩踏み込み、オカルトブームは実践に突き進んだ。 そして、あのオカルトブームの末路を見れば、井筒の「限界」は、単なる言語主義や非実践主義ではなく、実践が持つラディカルさへの、膨大な知識に裏づけられた警戒に支えられていたのではないか、と思えてきます。つまり、実践の内実を知らなかった・軽視していたのではなく、むしろその驚異的=脅威的なラディカルさ――超越論的なものは、徹底的に再編されうる――を知りすぎていたからこそ、言説の側に踏みとどまったのではないか。私はそう見ています。
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西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
3 days ago
TLで井筒俊彦についてネガティヴな評価を多く見かけるので、敢えてポジティヴな評価を。 私から見ると井筒は、ウィトゲンシュタインとは全く異なる意味で、「哲学の限界」あるいは「言説の限界」を見定め、その範囲で仕事をした人です。 彼は、ハイデガー以降の大陸哲学の展開、つまり再帰的超越論とでも呼ぶべき問題系――超越論的なものの経験的・再帰的変容を織り込んだ超越論的哲学――を、東洋の知見も縦横に動員しながら、ダイナミックに展開している。だから私から見ると、井筒は当時の大陸哲学の本流をかなり忠実に継いでいます。 ただし彼の中には、超越論的なものの再帰的変容は可能であっても、それは言説操作だけでは起こらない、という強い直観があるように見えます。ポスト構造主義以降の西洋哲学の多くが、言説や概念の操作によってそれを惹き起こそうとする方向に邁進したのに対して、井筒はそこで立ち止まっている。 つまり、構築主義そのものは原理的には正しい。世界は構築されている。しかし、構築されているからといって、言説だけで自由に再構築できるわけではない。構築の抜本的な再編には、修行・瞑想・神秘主義的実践のような、体系化された身体的実践が必要になる。その領域に関して、少なくとも当時の哲学はド素人であって、井筒が持っていた膨大な宗教的知見の中には、プロフェッショナルの実践知があったのでしょう。 彼にとって哲学はあくまで言説なので、身体的実践そのものには踏み込まない。ただし、変容のメカニズムやそのプロセス、そして変容を経験した人々がどのような境地を見ているのかについては、叙述することができる。つまり、宗教の言葉を哲学の言葉に翻訳することはできる。井筒は、自分に可能な哲学の仕事をそこに見定め、ひたすらそれをやった人のように思います。そして恐らく、その仕事をあれほど大々的に、かつ広範な宗教的・思想的伝統を横断しながら遂行できた人は、井筒以外にいなかった。その意味で、彼の仕事が残した財産は極めて貴重だと思います。 そしてそれは、全く異なる言語で書かれたものを自分の問題系に無理やり引きつける牽強付会なものに見えることもあるだろうし、何より具体的で生々しい実践を平板化することを免れない。しかしそれは言説一般の限界であって、井筒本人はもちろんそんなことは言いませんが、本当にその内実を知りたいなら、書かれていることを「やれ」となるわけです。 言い換えれば井筒は、現代的な構築主義がいずれ隘路に入るのを、かなり早い段階で見切って、その手前で立ち止まった人なのではないでしょうか。その立ち止まりがなければ、哲学(あるいは他の人文科学も含めて)の営みは、無効な言説操作に励むか、宗教的実践を持たないまま宗教化するしかない。 正直私は、少なくとも部分的には、こうした井筒の直観は当たっていたと思います。
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山内雁琳 Ganrin Yamauchi(旧アカウントが乗っ取られました)
@gunleangoosegem
4 days ago
井筒俊彦、云うまでもなく博学才穎極まりないのですが、そこの問題をもっと哲学的に展開すべきだという肝腎な所で、言語レベルと深層心理レベルの対応関係を綺麗に整理して終わりにしてしまう感じがするのですよね。読めば確かに知識は付きますが、「哲学」の次元に迄到達せずに話が終わりますよね。
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
4 days ago
はじめまして。あなたがわたし? よろしくね 我ならぬ我 鏡より生(な)る ラカン 自分を一つの全体として統御できない幼児は、鏡を見て「あれが私だ」と”誤認”することで、初めて統一的な「私」を見出します これを皮切りに人は、様々な他者という鏡を通して、「私」を構成しながら生きていきます
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
5 days ago
泳ぎ見む 山を刻みし海流は 山間越えて綾をなしたり ラカン 「欲望は他者の欲望である」――ラカンにとって、欲望とその源泉たる無意識は、他者が織りなす網の目の中で形成されるものでした またその内部もカオスではなく、「言語のように構造化されて」おり、一つの秩序体として分析可能なものでした
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
7 days ago
覗き見む 海に沈みたるその山は 君を動かす君の知らぬもの フロイト 人間は宇宙の主ではなかった(地動説)し、地球の主でもなかった(進化論)が、自分の主ですらなかった――今日では常識となっている「無意識」ですが、彼がその働きの重要性を指摘したとき、従来の人間観は大きく揺さぶられました #毎日文学 #のぞくをテーマに作品を作って #短歌 #哲学
次世代文学(短歌・短文学・文学題)
@tankazine
7 days ago
🌈【毎日文学】 テーマ「のぞく」
#毎日文学
#のぞくをテーマに作品を作って
https://t.co/jnhla3jFMv ※このポストへの返信でも投稿できます
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
6 days ago
潜り見む 山々生えたる海の底 皆を動かす太古の珊瑚 ユング 古今東西の神話や伝承に共通した型を見出した彼は、個々人の無意識の底に、人類に共通する深い層があると考えました その深みは時代や文化を越えて、夢や物語に姿を変えて現れます こうした彼の着想は、多くの創作者にも影響を与えました
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
6 days ago
この記憶の問題について、示唆的な経験があります。 私は以前、Aという人物と親友だった(その時点では疎遠になっている)という夢を見ました。実際にはAのことは一方的に知っているだけで、親友だった事実はないのですが、夢の中では私もそれを疑っていない。夢の中で私は、Aの親類に会いに行き、そこでAの祖父に「Aと親友だったなら、色々な思い出があるでしょう」と言われた。そのとき私は、何の疑いもなく「そうですね」と答えた。その場しのぎの反射的応答ではなく、実感とともに答えた。その実感には、ものすごく漠然としたものながら、想起(Aとの交流の記憶)が伴っていたのです。それに対応する過去は、現実にはもちろん存在しない。さらに夢の内部でも、その質問以前にAとの交流を体験したわけではない(夢の中の「設定」では、Aと親友だったのは、少なくとも年単位で昔のことでした)。つまり夢の中では、世界五分前仮説のようなことが当たり前に起きている。あるいは、それより奇妙なことが起きている。世界五分前仮説の構造なら「夢が始まった時点で、その思い出も作られていた」となるでしょうが、もっと現在進行形的に――祖父からの質問に応じて――特定の情報が「記憶として」作られたのではないか。 どちらなのかはわかりませんが、いずれにせよ記憶には、単なる情報とは異なり、「これは記憶である」という自己主張のようなもの――内容ではなく形式として記憶である――があるように思います。
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永井均『「道徳形而上学の基礎づけ」を解体する-カントの誤診2』驚嘆発売中
@hitoshinagai1
over 6 years ago
たとえば、私は記憶とは何でありいかにして可能なのかという問題に強い関心を持っているが、記憶について科学者の与える知見は少しも(「少しも」に傍点)参考にならない。脳のどの部位がどう働くと記憶が起こるのかといったことをいくら教えられても、私の疑問には少しも(「少しも」に傍点)貢献しない。
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
7 days ago
誓ったよ 壊させはしない 君の身と 君の手に載る脆きこの世界 ※セカイ系というジャンルを短歌で表現しようとして詠んだ歌です
#短歌記念日
#守るをテーマに短歌を作ろう
#セカイ系
次世代文学(短歌・短文学・文学題)
@tankazine
7 days ago
🌟【短歌記念日】 テーマ「守る」 7月5日は セコムの日 です
#短歌記念日
#守るをテーマに短歌を作ろう
https://t.co/HJhIvAKBHd ※このポストへ返信する形でも投稿できます
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
7 days ago
【補足】 かひなし・・・「甲斐なし」と「解なし」の掛け言葉です
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
7 days ago
待てや 其の問ひは絵の餅 月うさぎ 追ふな焦がるな 絶へてかひなし 論理実証主義 ウィトゲンシュタインの言語批判を継承して始まった哲学運動 「哲学は青いか?」のような問いを、徹底的に排除する強硬なものでした 運動自体は挫折に至りますが、分析哲学への道を拓きました
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
7 days ago
古き歌 朝な朝なに黙(もだ)し読む 家持 貫之 池袋行き
#単語で短歌
#tanka
#短歌
#大伴家持
#紀貫之
#西武池袋線
📚単語で短歌📚
@tango_de_tanka
7 days ago
7月5日のお題「池袋」
#単語で短歌
#tanka
#短歌
※一人一投稿厳守!
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
8 days ago
問ふことも答ふることも 痴愚と知れ 語り侵すな 語り護るな ウィトゲンシュタイン 「哲学は青いか?」はいくら論争してもただの徒労に終わるだけですが 重要なことについて誤った問いを立てて論争すれば、その価値をどんどん貶めていきます 彼の哲学は、大切なものを守るための戦いでもあったのです
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
8 days ago
言の葉なり 我ら悩ます全ての根 みな枝(え)に返さば 残る謎なし ウィトゲンシュタイン 例えば「哲学は青いか?」という問いには、答えがありません この文に深い哲学的な謎があるからではなく、単に言葉の用法を間違えているからです 彼にとって哲学的な問題とは、このように生じるものでした
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
9 days ago
地に臥して 地獄は何処(いづこ) 否、起きよ ほら街じゅうに、ほら眼の前に サルトル 地獄はどこにあるのでしょうか? 地の底? 観念世界? あなたの自由を徹底的に奪うものが地獄だとしたら、探し回る必要はありません それは「他者からの眼差し」として、あなたを取り巻いています
#毎日文学
#目線をテーマに作品を作って #短歌 #tanka
次世代文学(短歌・短文学・文学題)
@tankazine
10 days ago
🌈【毎日文学】 テーマ「目線」
#毎日文学
#目線をテーマに作品を作って
https://t.co/jnhla3j7WX ※このポストへの返信でも投稿できます
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
10 days ago
そしてこの「自然需要」という、私がこの議論のために造ったアドホックな概念が如何にもツッコまれやすいあやふやな語であるように、これはそのまま「必要は発明の母」というテーゼの非自明性・脆弱性であり、だから(直観的には残っても)経済的には崩れるのです。
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
10 days ago
同じ論点について、少し異なる回答を。 私の理解では、お二人の議論における分析命題(労働価値説)に位置するものは、「必要は発明の母」というテーゼです。慣用句となっているので「必要は発明の母」を用いますが、必要を「需要」「欲望」、発明を「供給」「生産」などにも置き換えて読んでください(「需要は供給の母」「欲望は生産の母」……)。つまり、前項が後項に時間的・規範的に先行しなければならない、後項によって前項が喚起されるのは何かが間違っている、後項は「応答」であって「呼びかけ」ではない、という直観あるいは信念です。 社会主義的な統制・計画経済はこのテーゼを維持しようとするのに対して、自由主義経済はいずれ「発明は必要の母」に逆転させ(両者の位置を可換にし)、必要と発明の再帰的循環を生みだします。自由主義経済が社会主義経済に経済的に勝利するのは、「発明が必要を生む」という”非常識”な段階にぐいぐい進むからであり、それに対する社会主義的な抵抗感情(マルクスの理論などではなく)の根源にあるのは、つまるところ「必要が発明を生む」のでなければならない、という”常識”的感覚なのだと思います。近現代史というスパンでは、既に成立している自由主義経済に社会主義が対抗するので前者が保守・後者が革新になりますが、人類史レベルでは、自由主義経済こそが常識破りの革新であり社会主義(的な抵抗感情)が常識の保守なのです。直観レベルでは後者が崩れないのは、人類史レベルの「伝統」に深く根ざしているからなのでしょう。
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山内雁琳 Ganrin Yamauchi(旧アカウントが乗っ取られました)
@gunleangoosegem
10 days ago
「全体論の勝利は市場経済の勝利であり、超越論哲学の敗北は社会主義(あるいはマルクス経済学)の敗北である」という洞察は達見だと思います。例えば最近X上を騒がせた文系理系学問論争や質的研究/量的研究論争は、この洞察の延長線上で考えなければ学問的に意味のある考察になりえないでしょう。
西洋哲学を詠む@短歌
@Philosophy0428
10 days ago
お二人の見解と私の見解は、異なるようで恐らく通底していて、どちらも分析命題の位置に、いわゆる「虚業」への嫌悪のようなもの――労働は誰かの自然需要(先行する発明・供給・生産に喚起されたものではない、それ以前から存在していた自然な需要)を満たすものでなければならない、という直観――を置いていることです。つまり、価値を持つのは労働そのものではなく、「誰かの自然需要を満たすもの」であり、労働とはそれを生みだすものである――まず需要があり、供給はそれに対する「応答」であり、労働はその実践である――という直観です。上述した長大な人類史レベルの「伝統」の中では、この構図が安定的で、かつ労働量と生産量の結びつきも強かったため、手段である労働(量)と価値が短絡され、労働価値説という「間違い」を心理的に支える直観も出てきたのでしょう。もし高度に機械化された農業がデイトレーダーのような労働形態・労働量になっても、そういった農家に対する評価やイメージは、恐らくデイトレーダーに対するものとは全く異なるもの――社会的に尊重され、高収入でも批判されにくいもの――になるでしょうから、やはり「自然需要を満たすものの生産に目がけている」という要素が、労働価値説を支える直観の隠れ変数にあるはずです。 ※もちろん実際にはデイトレーダーの労働も間接的に生産システムに貢献しているのですが、人々の直観にとっては自然需要を満たす生産への関与が見えにくい、という話です。
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