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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
@ShinyaYamaPhD
社会起業家、実業家、思想家、投資家、スタートアップ・メンター、社会物理学者。大阪大学・神戸大学等で招聘・客員教授🧑🏫国内外の複数企業を経営🏢社会実験コミュニティ「DICT」創設者・代表🌳音楽レーベル「DICT Records」代表🎵専門は、化学(BSc)、分子生物学(MSc)、技術・革新的経営(PhD)。
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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
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about 14 hours ago
https://t.co/zLM9MKZX2J
Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
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5 days ago
AI時代に、本当に難しいのは、 「ベテランの仕事がなくなること」ではないと思う。 むしろ逆だ。 AIが引き受けはじめたのは、 調べる。 点検する。 整える。 誰がやっても同じ結果が出るべき仕事のほうだ。 残るのは、 「この患者、この瞬間」という固有のものを読む力。 長い時間をかけて身につけた、説明しきれない判断の勘所。 つまり、暗黙知である。 だから「ベテラン × AI」は強い。 でも、ここで一つ問題が起きる。 では、次のベテランは、どこで育つのか。 若手はこれまで、 下調べをする。 書類を書く。 文献を漁る。 失敗する。 やり直す。 そんな一見「無駄」な時間のなかで、判断の勘所を身体に入れてきた。 いまAIは、まさにそこから効率化しはじめている。 何をAIに渡し、 何をあえて渡さないか。 これは効率の問題ではない。 育成の問題である。 育てるとは、教えることではない。 育つ条件を、消さずに残しておくことだ。 AI時代の本当の問いは、 「人間に何が残るか」ではなく、 「残るものを、次の世代はどこで身につけるのか」 なのかもしれない。 #暗黙知 #医療AI #AgenticAI
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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
@ShinyaYamaPhD
9 days ago
https://t.co/z3iEFxqj40
Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
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9 days ago
今日、一冊の本が紙になりました。 『語りえぬものの値打ち〜AIには真似できない、日本という戦略』。 値段は999円です。 千円に、一円だけ届きません。 昨夜、AIが「書ける」時代に、私たちは何に署名するのかを書きました。 その問いの根にあるものを、一冊かけて考えた本です。 言葉にできないものについて、言葉で書く。 この本を書きながら、ずっとその矛盾の中にいました。 書けば書くほど、書けない部分が残る。 どれほど丁寧に書いても、本は語りえぬものそのものには届かない。 足りない一円は、そのことを忘れないための、私なりの目印です。 月をさす指は、月ではありません。それでも指さすのは、そちらを見てほしいからです。 お味噌汁のちょうどいい塩加減。 顔をひと目見ただけで気づく、家族の体調の変化。 長く現場にいる人が「なんとなく、こうなんだ」と言うときの、その「なんとなく」の中身。 AIが言葉をどこまでも豊かに、どこまでも安くしていくほど、こうした言葉にならない知は、静かに値打ちを増していく。 この本は、その逆説から始まります。 書きながら、何度も同じ場面に立ち会いました。 現場で本当に求められているのは、いつも手続きではなく判断でした。 そして、判断を持っている人ほど、それを自分の価値だとは思っていない。 当たり前すぎて、説明しようともしないのです。 もしかすると、これを読んでいるあなたにも、そういうものがあるのではないでしょうか。 自分では大したことがないと思っている手の感覚や、場の空気を読む力や、長年の勘。 それは、外に出た瞬間に値打ちを持ちます。 その値打ちを、社会に届く形へと翻訳する人を、本書では「プロデューサー」と呼んでいます。 特別な才能ではなく、育てることのできる職能です。 そして、職人気質や現場力、品質へのこだわりを、AI時代の資源として捉え直す。 それが本書で描いた「加工貿易2.0」という、日本の戦略です。 一ヶ月前に電子版を出し、今日、紙の文庫になりました。 言葉にならない知は、いつも身体とともにあります。 手に取れる重さと、ページをめくる指の感触を持った形でこの本を届けられることを、嬉しく思います。 制作を支えてくれたプロデューサーの三留丈樹さん、ディレクター・DTPの饗庭璃奈子さん、カバーデザインの熊谷ゆ〜ほさんに、心から感謝します。 10月25日(日)20時からは、ラジオ関西「風ノ翔馬の“楽屋へようこそ”」内のコーナー『山本晋也のイノベーター・ラボ』で、この本について語ります。 図も表も使えない、声だけの場所で、言葉にならないものの話をしてみます。 radikoなら全国で聴けます。 この本が、あなたの中にある「当たり前すぎて語られてこなかったもの」に気づく、小さなきっかけになれば嬉しく思います。 『語りえぬものの値打ち』文庫版(999円) https://t.co/spSqCaDMkB #語りえぬものの値打ち #暗黙知 #AgenticAI #加工貿易2.0 #DICTPublishing
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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
@ShinyaYamaPhD
9 days ago
『語りえぬものの値打ち〜AIには真似できない、日本という戦略』紙版(文庫)本日発売!AIが賢くなるほど、言葉にできないものの値打ちが上がる──「DICT」の出版レーベル第2弾が、紙と電子で揃う https://t.co/z3iEFxqj40
Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
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10 days ago
AIが文章を書ける時代に、なぜAIの会社が人間の編集者に高い報酬を払うのか。 そして医療や研究、経営、政策の現場にいる私たちは、これから何に自分の名前を添えていくのか。 AnthropicがStandards Editor、文章の基準を守る編集者を、年俸約30万ドルで募集しました。一見すると矛盾です。けれど医療とライフサイエンスの現場に身を置く者として、妙に腑に落ちました。 【診察室】 カルテの要約も鑑別診断のリストも、AIは数秒で整えます。しかし医師が本当にしているのは、生成ではなく選択です。今日伝えるべきことと、まだ伝えないこと。臨床の知恵は、書かなかったことに宿っているのかもしれません。 【研究室】 仮説も草稿もAIが出せる時代に、研究者の核は、どの問いに人生の数年を賭けるかを決めることにあります。ポランニーは、人は語れる以上のことを知っていると言いました。良い問いを嗅ぎ分ける感覚は、その語れない知の領域にあります。 【経営】 事業計画も規制文書も、AIは見事に磨き上げます。しかし投資家や審査官、患者さんが見ているのは、その言葉の背後で結果を引き受ける人間がいるかどうか。署名だけは、生成できません。 【編集の、その先へ】 現場の視野を広げると、求められているのは編集だけではありません。何をつくるかを構想し、人を集め、その行く末に責任を持つ。編集の一歩先にある「プロデュース」です。 【政策と病院】 エビデンスの統合も論点整理も、AIは手際よく示します。しかしどれほど精緻な分析も、誰の利益を優先し、誰に負担をお願いするかは決めてくれません。その場にいない人の顔を思い浮かべて一つを選び、説明し続けること。そこに政策の正統性は宿ります。 病院は、産学官が最も具体的に出会う場所です。異なる言葉で語られる現実を翻訳し、一つの意思決定へ束ねる仕事は、プロデューサーの仕事そのものです。書類が軽くなっても、決めることの重さは軽くなりません。 【それでも、寂しさを否定しない】 拙いカルテや論文を何度も書き直しながら、考えが鍛えられていったあの時間。書くことは、考えることでした。AIの出力を点検する側になるとき、最も手応えのあった部分を失うのではないか。その不安は、まっとうな感情だと思います。 だからこそ、下書きは手放しても、考える場所は手放さないでいたい。AIの答えを見る前に、自分の問いを一行だけでも書いてみる。 【良いものを知っている人】 AIが言葉を安くするほど、「何が良いかを知っている人」の価値は上がります。その感覚は、見逃しかけた診断、却下された論文、潰れかけた事業の中で身体に刻まれたものです。 何を削るかを決める編集の力と、何をつくるかを問い、結果を引き受けるプロデュースの力。どの言葉に、どの選択に、自分の名前を添えるのか。それを選び続けることが、おそらく最も人間的な仕事なのだと思います。 参考:TechRound「AI Is Supposedly "Replacing" Writers. So Why Is Anthropic Hiring Editors For $295,000 A Year?」 https://t.co/6XbrL9Frf7 【追記】 この「語れない知」の値打ちを一冊かけて考えたのが、明日発売の『語りえぬものの値打ち』(文庫版)です。今夜の問いの続きを、よろしければ本の中で。 https://t.co/pUz4riQJIN
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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
@ShinyaYamaPhD
10 days ago
化学を学び、分子生物学に進み、技術経営で博士を取った。 分野を移るたびに、言葉を一から覚え直した。 同じ「分子」という語でも、化学と生物学では見ているものが違う。 同じ「価値」という語でも、研究室と会議室では意味が違う。 当時、それを一つの場所で学べる課程はなかった。 渡り歩くしかなかった。 先週16日、 神戸大学が「大学・高専機能強化支援事業」の重点分野支援枠に採択された。 最長10年、上限10億円程度という、国の基金による支援枠である。 全国で25件が選ばれた、その一つだ。 令和10年度、科学技術イノベーション研究科は「総合科学イノベーション研究科(仮称)」へと改組され、そこにデジタルバイオライフサイエンスコースが新設される。 いまの研究科は、自然科学系の4分野と社会科学系のアントレプレナーシップ分野が融合した、日本初の文理融合・異分野共創型の独立大学院である。 その土台の上に、新しいコースが載る。 コースが育てようとしているのは、三つを一人の中に持つ人だ。 AIとデータサイエンスを使いこなす力。 バイオや創薬の深い専門性。 そして、起業家精神。 分野を並べるだけなら、難しくはない。 難しいのは、一人の人間の中でそれを繋げることである。 三つの言葉を話せる人は、いつの時代も少なかった。 大学はこれまで、専門を深く掘る場所だった。 掘ったものを他の分野と繋げる仕事は、卒業したあとの本人に任されてきた。 繋げられた人もいたし、繋げられずに終わった人もいた。 それを、はじめから課程の中でやろうとしている。 連携先には、神戸医療産業都市に加えて、シンガポール国立大学 National University of Singapore や Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE の名前も並ぶ。 教室の外にも、国の外にも、最初から扉が開いている。 先月Kindleで先行出版した『語りえぬものの値打ち』に、一つの式を書いた。 匠の暗黙知 × Agentic AI × プロデューサーの仕事 = 世界に届く新しい価値。 専門家の中にある言葉にならない判断を、AIを使いこなしながら、社会の価値に翻訳する人。 このコースの設計を読んで、あの式が教育課程になったのだと思った。 紙の文庫は、明後日24日に出る。 実は今月、神戸大学の採択はこれが二件目である。 月の初めには、文部科学省の大学院教育拠点事業にも選ばれていた。 10件の申請のうち、選ばれたのは1件だけだった。 博士人材を育てる拠点と、研究科そのものの改組。 同じ月に、二つが重なった。 偶然にしては、向いている方向が揃いすぎている。 教育の成果は、すぐには見えない。 コースが開くのは令和10年度で、最初の修了生が社会に出るのは、さらにその先だ。 10年という支援期間は、たぶんそのための時間である。 育てようとしている人材像の一つに、「スマート創薬人材」がある。 リアルワールドデータとAIを使って、医薬品の臨床開発を実践できる人のことだ。 私がいま、現場で毎日やっている仕事そのものである。 この新しいコースに、これから深く関わっていく。 自分が渡り歩くしかなかった道を、次の人たちが一つの場所で歩けるようになる。 それを手伝えることを、光栄に思う。 #神戸大学 #総合科学イノベーション研究科 #デジタルバイオライフサイエンス #大学機能強化支援事業 #AI #創薬 #バイオ #起業家精神 #異分野共創 #語りえぬものの値打ち
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@ShinyaYamaPhD
12 days ago
今日は、ラジオ関西の本社スタジオで、『 山本晋也 のイノベーター・ラボ』を二本収録した。 一本目は、CATALYST OSAKA 2026 の話である。 ゲストは、 大阪府 商工労働部 成長産業振興室 ライフサイエンス産業課 課長補佐の石谷勝也さんと、 大阪大学大学院医学系研究科の同僚、森口悠 先生。 行政と、大学と、民間。 同じマイクの前に三つの立場が並ぶのは、実はあまりないことだ。 行政の方が事業を語るとき、ふつうは制度の言葉になる。 だが石谷さんは、なぜこの事業に関わっているのかを、自分の言葉で話してくださった。 制度の側にいる人が、制度の外の言葉で語る。 その瞬間に、事業は書類から人の話に変わる。 二本目は、 DICT Publishingより9月24日に紙の文庫が出る『語りえぬものの値打ち』の話である。 別々のテーマに見えるが、録り終えてみると、同じ話を二回していた。 本の中心には、一つの式がある。 匠の暗黙知 × Agentic AI × プロデューサーの仕事 = 世界に届く新しい価値。 CATALYST OSAKA 2026でやっているのは、まさにこれである。 参加者は、医師であり研究者だ。 何十年も現場に立ち、教科書にも論文にも書かれていない判断を積み上げてきた先生方である。 その判断は、本人にもうまく言葉にできないことがある。 書類や規制対応や事業計画の手間は、Agentic AI が引き受ける。 そのあいだに立つのが、我々メンターだ。 教えるのではない。 研究者の中にあるものを聞き出し、規制の言葉に、事業の言葉に、投資家の言葉に翻訳する。 本の中で「プロデューサー」と呼んだ仕事である。 本に書いたことを、いま大阪でやっている。 あるいは、大阪でやっていることを、本に書いた。 どちらが先だったのかは、もうよく分からない。 言葉にできないものの話を、声で二本。 図も表も使えないラジオは、案外この話にいちばん向いている媒体なのかもしれない。 10月18日(日)は、CATALYST OSAKA 2026の回。 10月25日(日)は、『語りえぬものの値打ち』の回。 いずれも20時から20時30分、ラジオ関西「 風ノ翔馬 の”楽屋へようこそ”」の番組内コーナーです。 エリア外の方も radiko で聴けます。 #山本晋也のイノベーターラボ #ラジオ関西 #CATALYSTOSAKA #大阪府 #大阪大学 #語りえぬものの値打ち #暗黙知 #プロデューサー #DICTPublishing
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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
@ShinyaYamaPhD
15 days ago
大阪にいる。 メンター二人で、CATALYST OSAKA の打ち合わせをしていた。 参加候補者の話である。 名前はまだ出せない。 だが、一つだけ書いておく。 半分が、教授クラスになった。 残りの半分も、次にその席に座るであろう先生方である。 それぞれの領域で、既に名の通った方々だ。 アクセラレーターというと、若手を育てる場だと思われがちだ。 実際、多くのプログラムがそう設計されている。 このプログラムは、違う。 支援の対象は、長年その領域で戦ってきた先生方である。 何十年も現場に立ち、教科書や論文には書かれていない判断を積み上げてきた。 暗黙知を、ふんだんに持っている。 なぜ、その人たちに支援が要るのか。 持っているものと、それを外に出す作業は、別物だからだ。 研究の中身は、既に優れている。 足りないのは、それを規制の言葉に、事業の言葉に、投資家の言葉に翻訳する工程である。 そこに時間を取られて、研究そのものが進まない。 この構造を、私は何度も見てきた。 教える必要は、一つもない。 我々がやるのは、翻訳の手間を下げることだけである。 触媒は、反応の道筋を変えない。 決めるのは、いつも研究者のほうだ。 9月、始動します。 #CATALYSTOSAKA #大阪府 #AgenticAI #アクセラ #創薬 #医療機器 #再生医療等製品 #ライフサイエンス #暗黙知
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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
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16 days ago
https://t.co/xywyjAqU6e 健康か、病気か。 私たちは、この二つに分けて考えることに慣れすぎている。 健康診断で異常がなければ健康。 診断名がつけば病気。 その線の手前に、広い領域がある。 なんとなく疲れが取れない。 なんとなく気分が晴れない。 数値には出ないが、確かに何かが違う。 未病とは、その領域のことである。 健康と病気を切り離すのではなく、心身の状態がそのあいだを連続的に変化するものと捉える。 境界線を引かずに、ものを見る。 11月7日、鎌倉の建長寺で演奏会が開かれる。 主催は、 湘南鎌倉総合病院 の国際未病医療センター。 会場は、国の重要文化財である法堂。 日本最古の禅寺の、天井に雲龍図が描かれた空間である。 社会実験コミュニティ DICT から生まれた株式会社Virgoが、制作を担当する。 病院が、寺で、音楽会を開く。 三つとも別の領域に見えるが、未病という概念で考えると、繋がっている。 医療は、病気になった人を治す。 寺は、生死を問い続けてきた場所である。 音楽は、数値に出ないものに働きかける。 どれも、線の引けない領域を扱ってきた。 湘南鎌倉総合病院は、年間約2万台の救急車を受け入れる地域最大級の救命救急拠点だ。 その病院が、音楽による未病改善に取り組んでいる。 命を救うことと、日々をより健康な状態に近づけること。 どちらか一方ではない。 演奏するのは、小林有沙さんと小林美樹さん。 ピアノとヴァイオリンである。 曲目には、バッハの《シャコンヌ》と、モーツァルトのピアノ・ソナタ第10番が入っている。 シャコンヌは、バッハが妻を亡くした後に書いたと言われる作品だ。 無伴奏のヴァイオリン一挺で、十数分を弾き続ける。 あの曲が、千手観音の前で、雲龍図の下で鳴る。 演奏に先立って、湘南鎌倉総合病院院長の小林修三先生による医療講演がある。 「未病改善とマインドフルネス」。 小林先生は日本音楽療法学会の顧問でもあり、モーツァルトと免疫についての著書もある。 小林先生とご縁をいただいたのは、昨年の9月だった。 徳洲会グループの医療経営戦略セミナーで、講演をさせていただいた。 演題は「匠の暗黙知と越境共創で切り拓く、AI時代の医療の未来」。 AIと暗黙知の話である。 音楽の話は、一言もしていない。 Virgoの事業とも、何の接点もなかった。 それが一年後、こういう形になっている。 点と点は、あとから繋がる。 前を向いているときには、繋がる先が見えない。 振り返って初めて、線になっていたことに気づく。 ジョブズがスタンフォードで言った通りである。 繋げようとして繋がったものは、たぶん一つもない。 ピアノの小林有沙さんは、 DICT Music DAO Classics のアンバサダー・ピアニストでもある。 8月には、川崎で薮田翔一さんの新曲を世界初演していただいた。 その人が、今度は禅寺でバッハを弾く。 現代音楽と、三百年前の音楽。 コンサートホールと、重要文化財の法堂。 行き来する人がいるから、両者は繋がる。 観覧は無料である。 建長寺の拝観料だけで入れる。 予約もできない。 来た人が、座る。 そういう形式にした。 なんとなく疲れている人が、なんとなく足を運んでみる。 そういう来場の仕方が、一番この会に合っている気がする。 2026年11月7日(土)14時30分開演。 建長寺 法堂。 #鎌倉ともいき音楽会 #建長寺 #未病改善 #湘南鎌倉総合病院 #国際未病医療センター #小林有沙 #小林美樹 #小林修三 #DICTRecords #DICT #鎌倉 #クラシック
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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
@ShinyaYamaPhD
17 days ago
短くなったのは、工程の数ではない。 先月、厚生労働省の再生医療等評価部会で、ある臨床研究計画が了承された。 膝関節の半月板損傷に対する、第一種再生医療である。 昨年度、CATALYST OSAKA の前身となるプログラムで支援した研究だ。 プロトコルを書きはじめたのが、昨年12月28日。 8か月で、了承に至った。 過去の事例では、短くて約1年、平均で1年半かかる工程だった。 担ったのは、実質3名とAI。 ここは誤解されたくないので、はっきり書いておく。 工程は、一つも飛ばしていない。 第一種再生医療は、人の安全に直結する領域である。 省略できる工程はひとつもないし、実際にひとつも省略していない。 短くなったのは、それぞれの工程を越えるために必要だった労力のほうだ。 判断そのものは、すべて研究者の手にある。 何を試験に組み込み、何を組み込まないか。 どこにリスクを見て、どこは許容できると考えるのか。 その判断は、どこにも書かれていない。 長く患者を診てきた人の中にしか蓄積されておらず、本人にもうまく言葉にできない。 AIが引き受けたのは、それを形にするまでの手間である。 判断は、一つも渡していない。 半月板は、いちど傷つくとほとんど治らない組織だ。 血流が乏しく、自力での修復が効かない。 膝を悪くした人が、走ることを諦め、階段を避けるようになる。 その入口になっている損傷である。 だから、一年早いということは、工程管理の話ではない。 誰かが膝を抱えて過ごす時間が、一年短くなるかもしれないという話である。 山を削るのではない。 山を、低くする。 CATALYST OSAKA 2026、詳細は近日公開します。 #CATALYSTOSAKA #大阪府 #再生医療 #AgenticAI #創薬 #ライフサイエンス #臨床研究
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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
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18 days ago
触媒は、消費されない。 反応を速めても、自分自身は減らない物質のことである。 化学は専門のひとつなので、この性質にはずっと親しんできた。 そして、ずっと美しいと思ってきた。 何かを前に進めながら、自分は何も失わない。 そんな関わり方が、この世にはある。 もう一つ、触媒には大事な性質がある。 反応の道筋そのものは、変えない。 飛ばせる工程は、一つもない。 触媒がやっているのは、それぞれの工程を越えるために必要な活性化エネルギーを下げることだけだ。 山を削るのではない。 山を、低くする。 大阪府主催の CATALYST OSAKA 2026 が、9月に始動する。 Agentic AI をフルに活用した、研究開発と事業化のアクセラレーター。 基礎研究から知財、事業化、資金調達、そして Exit まで。 詳細は、近日公開します。 一つだけ先に書いておくと、昨年度の参加者11名のうち3名が、たった3ヶ月のメンタリングで競争的資金2億9,446万円を獲得しました。 参加者のほぼ全員が、初めての申請でした。 そして3名全員が、初めての採択です。 一人だけ、以前に何度も出して落ち続けた経験がありました。 その方も、今回は通りました。 研究の中身が三ヶ月で変わったわけではありません。 変わったのは、それをどう言葉にするかだけです。 未来の患者に、一歩早く届けるために。 #CATALYSTOSAKA #大阪府 #AgenticAI #創薬 #ライフサイエンス #アクセラレーター #ディープテック #産学官連携
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19 days ago
Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
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22 days ago
安藤忠雄の建築を見ると、いつも同じことを思う。 余白が多い。 装飾が少なく、コンクリートの面と、光と、そこを通る風だけがある。 削って、削って、残ったものだけで立っている。 今週は一週間、関西にいた。 大阪大学のCiDER、感染症総合教育研究拠点を内覧した。 安藤忠雄の設計である。 来年度から、ここが我々の研究室になる。 昨年末、三人でいくつかの会社を立ち上げた。 大阪大学の脊椎外科医、森口悠先生。 大阪医科薬科大学の救急医学教授、山川一馬先生。 そして私である。 森口先生は、大阪大学大学院医学系研究科 国際未来医療学講座の特任講師であり、大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 国際医療センターの副センター長でもある。 同じ講座に所属する、私の同僚である。 そのうちの一社、株式会社Clarion Research が、大阪大学大学院医学系研究科 器官制御医学講座 整形外科学との共同研究講座を開設する。 今月、学内申請をおこなう。 来年度からの開講を目指している。 創業一年目の会社が、大学に共同研究講座を置く。 これは、そう簡単に起きることではない。 普通は順番が逆だからだ。 会社が事業で実績を積み、資金に余裕ができ、そのうえで大学と組む。 十年かかることもある。 この会社は、初年度で一億円を超える売上を立てた。 調達した資金ではない。 事業で得たものである。 だが、それも一年で急にできたことではないと思っている。 三人は、会社を作る前から一緒に仕事をしてきた。 信頼が先にあり、会社はそれを形にするための器だった。 売上も、講座の話も、その器に注がれたものが溢れただけである。 制度が先にあったのではない。 人が先に動いていて、制度があとから追いついた。 最近、同じ形の出来事が続いている。 CiDERの中を歩きながら、建築のことを考えていた。 安藤忠雄の建物は、使う人を選ぶと言われることがある。 設備が親切に整えられているわけではない。 だが、その不便さが人を動かす。 光を追いかけて場所を変えたり、風の通る場所を探したり。 完璧に制御された空間では、人は座ったまま動かない。 余白があるから、人が動いて、その動きが空間を完成させる。 建築は、建った時点では完成していないのだと思う。 これは、研究や事業とまったく同じ構造をしている。 計画を細かく詰めるほど、計画以上のものは生まれない。 方向だけを決めて余白を残しておくと、そこに人が入り込んで、思わぬものが立ち上がる。 科学技術も、研究も、医療も、診療も、技術経営も。 私は全部、芸術だと思っている。 芸術とは、まだ存在しないものを存在させる仕事のことだ。 絵を描くことも、曲を書くことも、新しい治療法を世に出すことも、会社を作ることも、そこに違いはない。 誰も見たことのないものを、形にして、他人に手渡す。 やっていることは同じである。 違うのは素材だけだ。 コンクリートか、音か、細胞か、組織か。 あの建物の中で、これから何が起きるかは分からない。 分かっていたら、やる意味がない。 ただ、余白のある場所に人が集まったとき、何かが起きることだけは、これまでの経験から知っている。 #大阪大学 #CiDER #安藤忠雄 #整形外科 #共同研究講座 #ClarionResearch #スタートアップ #産学連携 #建築 #イノベーション #技術経営
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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
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about 2 months ago
CAMPFIREで「【かなこ2号店】サウナ×大衆食堂「サウナニューカナコ」を厚木にオープン。」の支援者になりました! https://t.co/jt1yoZ6iKc
#クラウドファンディングCAMPFIRE
via
@campfirejp
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about 2 months ago
美唄市AIで早期往診 指輪型機器活用 体調悪化を予測 大阪の大学と実証事業:北海道新聞デジタル https://t.co/oPFWYX4zoJ
Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
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about 2 months ago
独自の著作権管理体制と作品利活用の仕組で好奇心溢れる音楽家達の自走を支援したい! を応援しました! - クラウドファンディングForGood -
@mitomusicjapan
https://t.co/BD180PUQo2
Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
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about 2 months ago
クラシックという言葉は、古さの名ではないと思う。 弾き継がれたものの名だ。 いまクラシックと呼ばれている曲は、すべてかつて新曲だった。 誰かが書き、誰かが弾き、その次の誰かがもう一度弾いた。 それが何百年か続いたものを、後からクラシックと呼んでいるにすぎない。 だとすれば、クラシックの入口は、いつも新曲である。 DICT から派生した音楽コミュニティ「 DICT Music DAO Classics 」のクラウドファンディングが、当初目標の229%でネクストゴールを達成した。 その資金を原資に、5人の作曲家が新しい曲を書き、6人の演奏家が録音した。 10タイトル32曲が、8月12日から22日にかけて順次配信される。 このコミュニティには、一つだけ奇妙な規則がある。 作曲家に対して、納期を設定しない。 方向性の指示もしない。 管理しないことが、唯一の方針である。 好奇心を外から与えることはできないからだ。 与えられた好奇心は、もう好奇心ではない。 もう一つ、この仕組みの中心にあるのが、演奏権をコミュニティに開いていることだ。 楽譜は、それ自体では音楽ではない。 誰かが鍵盤に触れた瞬間に、はじめて音楽になる。 つまり作曲家は、自分の作品を自分で完成させられない。 完成させるのは、常に他人である。 だから、囲い込むほど作品は短命になる。 手放すほど、遠くまで行く。 一部の著作支分権を自己管理とし、残りをJASRACに信託するハイブリッド型の体制は、そのための技術的な工夫にすぎない。 思想が先にあって、制度があとから追いついた。 そして、今回の作品には、もう一つの循環が重なっている。 出来上がった音楽を聴いたアーティストが、そこからインスピレーションを受けて作品を描き、それがジャケットになっている。 作曲家から演奏家へ、演奏家から画家へ。 誰も上流にいない。 庭師は花を咲かせない。 この枠組みに、 大島ミチルさん 山下康介さん 石塚玲依さん 東大路憲太さん といった劇伴の筆頭から、 薮田翔一さん 佐原洸さん といった現代音楽の気鋭までが集まり、これまでに約70曲が書き下ろされた。 演奏家も、ベルリンやパリ、リヨンで研鑽を積んだ人たちが並んでいる。 アートワークは、ロサンゼルスや山口やスイスの風土から届いた。 建物を持たないこのコミュニティに、これだけの作り手が集まるようになったことは、正直、感慨深い。 呼んだのではない。 集まってしまったのである。 8月12日、石塚玲依さんの『準宇宙的練習曲集』から順に、Apple Music、Spotify、YouTube Music などで配信が始まる。 8月22日には川崎で世界初演のコンサートもある(チケットは返礼品として完売)。 いつかこの中の一曲が、どこかの誰かの発表会で弾かれる日が来るなら、そのときにはこの仕組みのことなど、誰も覚えていないだろう。 それでいい。 よく育った庭は、いつか庭師を忘れる。 https://t.co/2K6XfPZ4Q4 #DICTMusicDAOClassics #DICT #クラシック #ピアノ #現代音楽 #作曲 #共創 #DAO #設計しない設計 #クラウドファンディング #アート #新曲初演
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2 months ago
@highlight
一昨日、国立国会図書館に納本に行ってきた。 納本制度というのは、出版物を国に納めることを法律で義務づけた仕組みだ。 窓口で受け取られた本は書架のどこかに収められ、あとは誰が読むともわからないまま、ただそこに在り続ける。 売るためでも、届けるためでもない。 ただ「残す」ためだけに一冊を手放す。 返ってくるものは、何もない。 その帰り道、ずっと考えていた。 人は、返ってこないとわかっているものに、なぜこれほど時間を注げるのだろうかと。 誰にも見られないとわかっている資料を、もう一度つくり直したこと。 数字にならないとわかっていて、後輩の話を一時間聞いたこと。 流れた企画のメモを、なぜか捨てられずに持っていること。 もう会えない人のために、まだ何かを選び続けていること。 「それ、意味あるの?」と聞かれて、うまく答えられなかった時間が、誰にでもあると思う。 答えられなかったのは、意味がなかったからではない。 意味というものが、いつも遅れて到着するからだ。 行為の意味は、行為の内側にはない。 それは後から、しかも多くの場合は他人の側で、思いがけない形をとって現れる。 点は後からつながる、とジョブズは言った。 けれど僕は、少し違うことを考えている。 点はもともとつながっていたわけではないと思う。 つながるかどうかは、その時々の他者と偶然が決める。 だから僕たちにできるのは、いつかつながると信じることではなく、意味がまだ入り込める隙間を空けておくことだけだ。 信じるのではなく、空けておく。 この違いは小さく見えて、実は決定的だと思っている。 『イノベーションの最適解 〜秩序ある無秩序が織り成す無駄のない無駄な世界』 は、#DICT という社会実験コミュニティで起きた約4年間の記録だ。 誰かが全体を設計したわけでもないのに、18の会社が生まれ、140を超える企画が立ち上がった。 けれど振り返って気づくのは、それを生んだのが緻密な計画ではなく、あのとき「無駄」に見えていたもののほうだった、ということだ。 目的のない集まり。 すぐには意味を持たない対話。 回収の見込みのない試み。 効率で測れば真っ先に削られるはずのものが、結果としていちばん多くを連れてきた。 理由は単純だと思う。 目的をもって置かれたものは、その目的以上にはならない。 だが、目的をもたずに置かれたものだけが、まだ何にでもなれる余地を残している。 無駄とは、未確定であるという状態の別名だ。 そして、余白のない場所には、予期しないものが入ってくる隙間がない。 設計しないことを、設計する。 逆説のようだが、庭師が花を咲かせるわけではないのと同じことだ。 庭師にできるのは土を整え、光の通り道を空けておくことだけで、咲くかどうかは花が決める。 うまくいった庭ほど、庭師の仕事は見えなくなる。 だから、いま何かを続けていて、それが役に立っているのかどうかわからなくなっている人がいたら——その手ごたえのなさは、たぶん間違いではない。 まだ意味が到着していないだけだ。 あるいは、到着する先が自分ではないだけだ。 この本も、ひとりでは形にならなかった。 ゼロから出版レーベルを立ち上げ、何をどうすればいいかもわからないところから、一緒に手を動かしてくれた仲間がいる。 彼らが注いだ時間もまた、何ひとつ保証のない「無駄」から始まっている。 そして本は、こうしてまた手放されていく。 誰が読むかもわからない未来へ。 8月24日発売、Amazonで予約受付中です。 文庫は部数がかなり限られています。 詳細はコメント欄のプレスリリースから。 #イノベーションの最適解 #DICTPublishing #山本晋也 #設計しない設計 #8月24日発売
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Shinya Yamamoto, PhD (山本晋也) | 社会起業家/実業家/投資家/大学教授
@ShinyaYamaPhD
2 months ago
社会実験コミュニティ「DICT」から誕生した出版レーベル「DICT Publishing」より初の書籍『イノベーションの最適解〜秩序ある無秩序が織り成す無駄のない無駄な世界』が8月24日に発売決定! https://t.co/wlahvZ58Qy via
@PRTIMES_JP
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