『誰もがデザインする時代のデザイン』発刊を記念して、先日Ezio Manziniにインタビューを実施しました。
今回聞きたかった問いはいくつかあるけど、そのうちのひとつが、「Design for Social Innovationの学び手は、一体どこから一歩目を踏み出したらいいのか」というものでした。それに対する彼からの回答は、その問いに、「一番大切なのは、"複雑性を理解しながらも、うろたえない"方法を学ぶことだ」というもの。
より踏み込んでいうならば、私たちは「シンプルに見えて、本来の複雑さをすべて保持した課題から始める」ことが必要だと。
例えばManziniが挙げた課題は、「ピクニックを企画せよ」というものでした。誰でもピクニックを企画できる。けれども、ピクニックには技術的・実際的・自然的・人文的・歴史的・伝統的な多様な側面が絡みあっている。そういう風にして、シンプルなところから、複雑さに分け入っていくような営みが必要なのではないかと。
デューイの「真正性」だったり、古川りささんの「全体性のある学び」みたいなことを思い返したりするやりとりでした。これから素晴らしい記事が出来上がっていくはずですが、自分のなかで受け取っておきたいやりとりだったので、先行して共有まで。