ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026を終えて。
今これを書いているのは、9月21日の夜、本当は最終日だった5日目が終演するタイミングです。5月4日のJAPAN JAMが中止になってしまった際にもそうだったのですが、今日も出演予定だった一部のアーティストが本来の出演時間に合わせてSNS上でなんらかの疑似ライブを配信してくれました。近づく台風の中、段階的に撤去作業を進める会場に居ながら、それを可能な限り拝見させていただきました。出演が叶わなかったアーティストの皆さんからの溢れる愛を感じて感謝しかありません。
コロナ禍の頃とも違う、とても特殊で慎重な開催判断が求められた今回でした。8月中旬に起きた「令和8年8月千葉豪雨」での蘇我エリア周辺への被害は甚大でした。その後も続く秋雨前線の影響で、9月1日から始まった会場の設営は連日降雨が続き、そのまま迎えた本番でした。僕は連日、前説で「地面がぬかるんでいるので、滑らないよう気をつけて場内を移動してください。」と伝え続けたのですが、必ずしも万全ではない開催環境、会場インフラの中で、あの最高の空間を一緒に作った参加者、アーティスト、スタッフの皆さんには本当に感謝します。
9月13日、LOTUS STAGEトリのBUMP OF CHICKENのライブで藤くんが「君に会うために来ました!千葉県出身のBUMP OF CHICKENです!」「あんまり言う機会ないから。千葉県へようこそ!」と話してくれて、今回のロッキンの開催にエールを送ってくれた事が本当に嬉しかったです。野外フェスは台風、豪雨、強風、あるいは酷暑という気象環境に左右され、時には過酷です。運営側も、参加者の安全を第一に考え、刻々と変わる状況の中で正確な判断を行うのは簡単ではありません。今回もすべてがベストだったとは到底言えないでしょう。そんな中、参加者の皆さんはこの環境を受け入れ、自らの安全とフェスのルールをきちんと守り行動してくれました。野外フェスは時に過酷ですが、でも野外フェスでしか体験出来ない特別な開放感があり、ここには参加者と出演アーティストと運営が一緒に作り上げる美しい祝祭空間があります。今回もその景色を見る事が出来ました。本当にありがとうございました。
一方で、天候や交通への不安から来場を断念された方もいらっしゃいました。楽しみにしていた一日を諦めるという決断は、決して簡単なものではなかったと思います。そうした皆さんにも、それぞれの場所で安全を優先する判断をしていただいたことに、心から感謝しています。そして、今回の台風25号により被災された千葉県・千葉市をはじめとした各地の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
最終日の中止は本当に悔しい。でも僕の仕事は、この事態を踏まえつつ未来を考え進めていく事です。
来週末のrockin’star Carnivalが終わったら、年末のCOUNTDOWN JAPAN 26/27の準備が本格化していきます。第1弾出演アーティスト発表とチケット販売は10月中旬を予定しておりますので是非楽しみにしてください。
そしてさらにその先、来年のJAPAN JAM 2027の日程が決まりました。
2027年5月1日(土)・2日(日)・3日(月・祝)・4日(火・祝)の4日間開催となります。
サッカーJリーグが今年からいわゆる秋春制に移行した事によって、例年よりかなり早いタイミングで開催日程を確定する事が可能になりました。伴って出演アーティスト発表や券売も例年より早め、年内12月中旬からスタートさせる予定です。
最終日を残してロック・イン・ジャパンは終わってしまいましたが、Jフェスの物語は止まる事なく続きます。また多幸感溢れるフェスを皆さんと一緒に作りたいです。宜しくお願い致します。
2026年9月22日
Jフェス総合プロデューサー
海津 亮