LLMが正しいコードを書くから、もはやC言語だけでいい?あるいはアセンブリを生成するから高級言語自体いらない?ナンセンスですね。僕はそう思いません。世界でもっとも素晴らしい人間のプログラマがいたとしましょう。保証しますが、その人でもC言語でコードを書けばバグを入れるでしょう。プログラミング言語はすべて同じではないということは、ポールグレアムの"Beating the Averages"を引用するまでもなく自明ではありますが、プログラミング言語というのは、明らかに認知負荷を減らすために進化してきました。抽象化は扱うべきコードの量を減らし、性的検証はそもそも特定の種類のバグを永久BANするために存在しています。型システムは性的検証のうち、人間にも扱いやすく最も成功したものの例です。これらが人間にもたらすメリットは明らかですが、LLMにとっても当然おなじメリットがもたらされるでしょう。LLMベースではない、論理ベースの構成的手法により、ある仕様を確実に充足するコードを生成するようなものが出現すれば、その限りではありませんが、それは処理系だとか自動定理証明とか呼ばれるものになると思うし、少なくとも、確率的言語モデルが(chain-of-thoughtによるものだとしても)ナイーブに出力したものがそういったものになることはないでしょう。そういう考えがあるので、昨今のプログラミングに関する言説にはうんざりしています。プログラミング言語の改善はいまだ重要です。