動画講義と対面講義、どちらがテストの点数が上がるの?
①試験の正答率は対面でも動画でも変わらず、学習効果はどちらも同等である。
②学習の雰囲気や集中力、音の聞き取りやすさは動画講義の方が対面より優れている。
③学生の約半数は対面を好むが、実際の成績に与える影響の差は無視できるほど小さい。
【補足】
①:41日間、医学生に国家試験対策に関する講義(計160回以上)を実施した。すべての学生は3/4を対面で、1/4を動画配信で受講した。試験後、問題ごとに伝達形式(対面or動画)を分析した。結果は次の通り。
・対面の正答率:78.28%
・動画の正答率:78.61%
要するに、対面で情報を伝えられても、動画で伝えられても成績に影響は見られなかった。
②学生にアンケートを実施したところ全ての項目(14項目)でオンラインのほうが優れていると回答した。(「学習の雰囲気、集中力、他の学生の存在、筆記試験への有用性、口頭試験への有用性、構成、内容の理解しやすさ」など)
③「どちらの形式を好む?」と尋ねると、対面講義を好む(48%)動画講義を好む(27%) どちらでもない(25%)という結果になった。
【私見】
医学部生(高い知的能力)かつ国家試験前(高い学習意欲)なので伝達形式に差は見られなかったと考えられる。
被引用:191
レベル:★★★☆☆
(比較研究:医学部生205名、試験回答61,705件を分析)
【出典】
Brockfeld, T., Müller, B., & de Laffolie, J. (2018). Video versus live lecture courses: a comparative evaluation of lecture types and results. Medical Education Online, 23(1), 1555434.