1916年、ハワイで生まれたKAMAKA。
100年以上にわたり、ひとつの家族がウクレレを作り続け、その音と技術を次の世代へ渡してきた。
ウクレレとともにオンガクが受け継がれてきたハワイ。
海も、牧場も、波も、馬も、この島ではひとつの暮らしの中に息づいている。
その環境の中で育まれてきたのが、Panioloと呼ばれるハワイのカウボーイ文化だ。
19世紀、メキシコから渡ったvaqueroたちから伝わったホースマンシップは島の暮らしに根付き、ハワイ独自のPaniolo cultureを育てていった。
馬に乗り、牛を追い、土地とともに暮らす日常の傍らには、いつでもオンガクがある。
ギター、バンジョー、スティールギター、そしてウクレレ。
土地のこと、家族のこと、愛する人のこと。
その暮らしの全てが、そのままオンガクに表現される。
牧場と海。
PanioloとSurfer。
Country MusicとHawaiian Music。
それぞれのカルチャーを分ける境界線は、それほど明確には存在しない。
今回、KAMAKAが特別な一本をボクに託してくれた。
空や大地を思わせるターコイズ。
幸運を願うホースシュー。
そして、北米先住民のさまざまな伝承の中で語り継がれてきた、力強い存在であるサンダーバード。
それぞれ異なる土地と文化の中で、長い時間をかけて意味を宿してきたモチーフを、100年以上ハワイで受け継がれてきたウクレレに刻む。
歴史に残っているものも、最初から歴史だったわけではない。
牧場で過ごす一日も、海へ出る一日も、夕暮れに誰かを想い歌う時間も、その時代を生きた人たちにとっては、きっと何気ない日常だった。
KAMAKAの工房では、今日も一本のウクレレが作られる。
それは今でも歴史という長い時の流れの途中だ。
作る人がいて、弾く人がいて、オンガクが生まれる。
それが何世代も続いた先に、また新たな文化が歴史として刻まれるのだろう。
この一本と共に、ボクも変わらず日常を奏でていきたい。
海へ、旅へ、ステージへ。
またその続きを。
Much love and respect to the KAMAKA family.
Thank you for carrying this craft, this sound, and this piece of Hawaiian culture forward for generations — and for trusting me with a piece of that story.
I’ll carry it with respect, play it often, and let it gather stories of its own.
Mahalo nui loa.