もらって嬉しい京都土産として不動の人気を誇る、俵屋旅館のオリジナル石鹸「Savon de Tawaraya(サヴォン・ド・タワラヤ)」。約50年の歴史を持つこの逸品が、このたび初のリニューアルを遂げることになりました。そしてこの新しい石鹸は、去る6月21日に逝去された第11代当主・佐藤年さんが携わった、最後の製品でもあります。
事の始まりは2024年の秋。環境やサステナビリティに配慮した国際的な香料規定により、これまで使っていた香料の一部が使用できなくなるという、突然の知らせが舞い込みました。半世紀近く愛されてきた伝統の香りが失われる危機に、一時は絶望に包まれた内儀の佐藤春華さん。しかし、「変わるべき時は思い切っていきなさい」という年さんの教えを胸に、前を向くことを決意します。
ただ過去の香りに似せるのではなく「折角なら、より良いものを創ろう」と選択したのは、天然香料の配合量を増やすことで、香りの質そのものを引き上げる道でした。
開発パートナーである花王のチームとともに、日常の様々なシーンで何度もブラインドテストを重ね、ついに完成したのは、華やかさの中に奥ゆかしさと深い安らぎを秘めた納得の香り。創業当時から「顔を洗う石鹸」に並々ならぬ情熱を注いできた花王の誇りと、年さんから受け継がれた俵屋の美学が再び交差し、ここに新しい“第二世代”が誕生しました。
新生「Savon de Tawaraya」への切り替えは、宿や「ギャラリー遊形」での販売含め、2026年9月1日より。オンラインストア(https://t.co/lm6bmfanF9)では8月1日より先行予約が開始しています。
年さんと春華さんの想いと日本の香りの文化、そして職人の誇りが詰まった新しい「Savon de Tawaraya」。時代を超えて受け継がれる新しい香りを体験できる日が待ち遠しいです。
写真提供=俵屋旅館