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甲斐 毅彦(KAI TAKEHIKO)
@moerutoukon2
記者。所有資格は行政書士、総合旅行業務取扱管理者、英検準1級など。移住者と連帯する全国ネットワーク会員。外国人人権法連絡会会員。特技は韓国語。立教大山岳部OB(1992年にヒマラヤ遠征)。合気道初段。ブラジリアン柔術青帯、空手修行中。あくまで個人としてツイートします。
Joined September 2010
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甲斐 毅彦(KAI TAKEHIKO)
@moerutoukon2
7 days ago
自分の子と一緒に是非読みたいと思います。 ご紹介ありがとうございました。
正木伸城
@nobushiromasaki
7 days ago
クッソ面白い本だった。「何者かになりたい」という切実な願いには、しかし色々ツッコミが入る。何者かというのは結局「有名になること」であって、有名になれるなら「中身は何でもいい」ということではないのか。あるいは、何者かとは具体的に何なのか、結局それは「まだ自分には評価されていない能力がある(と思う)」といった未練的なものではないのか、と。確かに「何者」の中身については、多くの場合、当の本人にもよくわからないというが多々ある。 社長になりたい。医者になりたい。そんなケースばかりなら、話は早いだろう。ところが、多くの「何者か」にはやはり輪郭がない。なりたい対象がはっきりしない。ただただ、「いまの自分では足りない」という飢えだけがそこにある。 本書は、その輪郭のない飢えを分析する。 著者の見立てはこうだ。「何者かになりたい」とは、つまるところアイデンティティ(=自分が何者であるかという感覚)を獲得したいという願いであると。そしてそのアイデンティティは多くの場合、2つの欲求を通じて入手が試みられる。1つは承認欲求、すなわち他者から認められること。もう1つは所属欲求、すなわち、どこかの集団に属していることである。認められ、属する。それによって、ぼくらは「自分は何者かである」という感覚を得ようとする。 しかし、実はこの2つの道では完全には満たされない。SNSで「いいね」がつく。本が出る。バズる。テレビに出る。その瞬間、人は舞い上がるほどの嬉しさを感じる。でも、高揚感はすぐに色褪せる。承認は、浴びた直後から渇いていく。それゆえ「もっと、もっと」と求め続けることになる。承認によって「何者か」になろうとする試みは、ゴールのない競走を強いられることにつながる。 所属のほうにも落とし穴がある。どこかの集団に属せば、確かに「自分は一員だ」という安心感が得られるけれど、集団に属することで得られるアイデンティティは、その集団の輪郭に基本的に依存している。著者がここで例に挙げるのが、排外的な言動で結びつく人々や進学校の生徒のような集団だ。「自分たちは特別だ」という実感は集団の内側にいるあいだは確かに心地よい。でも、それは集団の外との線引きによって支えられた借り物のアイデンティティである。また、それは集団の文化や慣習などに自分を合わせなければ得られないものでもある。そのため、所属によって何者かになろうとすると、結果、自分を押し殺す段階にいずれ至る(ことがある)。 よく考えてみてほしい。 「何者かになった自分」と「何者でもない自分」。ぼくらはこの二つを上と下のように並べてしまいがちだ。何者かになることが「達成」で、何者でもないことは「未熟」だと感じられる。これは、そもそもおかしな話だ。「達成」と「未熟」、その序列そのものが実に疑わしい。なぜぼくらは、いまの自分のままではいけないと感じてしまうのか。その焦りは本当に自分の内側から湧いたものなのか。それとも、絶えず「成長」や「達成」を求める社会の声を自分の願いだと取り違えているだけではないのか。切実に問うべきことが、ここにあると思う。 ただ、著者は性急な処方箋を出すことを慎重に避ける。「こうすれば何者かになれる」とも「こうすれば何者問題に囚われずに済む」とも、簡単には言いきらない。むしろ本書が示すのは、この飢えとどう付き合うかという「構え」に近い。ひとつのヒントとして語られるのは、アイデンティティの構成要素を増やすという発想だ。仕事の肩書ひとつに自分を賭けるのではなく、好きなもの、大切にしている価値観、果たしている役割、そのような自分を形づくる要素を複数持っておくのである。そうすれば、ひとつが崩れても自分が丸ごと無に帰すことはないからだ。 もうひとつ印象に残った視点がある。それは、「交換不可能性」への渇望だ。ぼくらが本当に欲しいのは、たぶん「すごい何者か」になることだけではない。誰かにとって、他の誰とも取り替えのきかない存在であること——その実感のほうも欲しがっている。というか、「有名になること」も、その有名さにおいて他と交換できないレベルが求められる。この意味で、有名さを求めることも交換不可能性への渇望と言える。承認も所属も、突き詰めればこの一点を求めている。 確かに「いいね」の数や肩書きは、分かりやすい。瞬間的に「何者か」になった気にさせてくれる。数えられる・比べられるものはハッキリしている。しかし、それらにはある転倒を起こす力がある。それらを追えば追うほど、ぼくらは交換可能な評価軸のなかへ自分を投げ込んでいくことになるのである。数、肩書き、知名度――そんな数値化や可視化は、いわば「交換可能さを強調する指標」に基づいてなされる営為だ。つまりぼくらは、交換不可能性を求めて、「何者かになること」を求めて、かえって交換可能な存在に、また、交換可能な指標でなされる競争にみずから身を投じていくのである。この捻れに、何者問題のいちばん苦しいところがある。 何者かになろうと焦るとき、ぼくらは足元にあるものを見落としている。すでに自分が誰かにとって取り替えのきかない、掛け替えのない存在なのだということを忘れている。これは、ありふれていて、当たり前すぎる話かもしれない。だからこそ、見えなくなりやすかったりもする。美辞麗句に響くかもしれないけれど、そもそもすでに誰もが何者かになっている。「何者」というか、交換不可能なあなた・自分としてすでに生きてしまっている。にもかかわらず、交換可能な数字的・可視的指標の競争にみずからを晒し、他人と比べながら、わざわざ自分を「何者でもない存在」だと思い込みにいっている。 これは一体何なのか。 ちょっと説教臭い話になるけれど、ぼく自身は他人の目線に興味がない。他人からどう見られるかなど、どうでもいいと本気で思っている。他人の評価に関心がない。たとえば、本選び。流行りとか話題とか、レコメンドで本は選ばない。あと、他人のレビューも読まない。書評も読まない。なぜかといえば、他人がその本を読んでどう思うかにまったく関心がないからだ。関心があるのは「自分がその本を読んでどう思うか」のみ。このXの投稿も、他人のためには一切行っていない。どのみち読書ノートはつけるので、それをXで公開しているだけだ。それに触れて、人が勝手に触発を受けることはあるかもしれないが、その先のことにぼくは関心がない。 こう言うと、「成功者だからそう思えるんですよ」と指摘されることがしばしばある。それも、ぶっちゃけ関係のない話だ。妻がよく知ってくれている。来月の生活もままならない昔から、ぼくはずっと他人の視線にあっけらかんとしている。無到着である。地位や金やビジネスの成功は、ぼくの生き方に微塵も影響を与えていない。 ぼく自身は「何者かになろう」と思ったことがない。「自分は何者なのか」とか「何者でもない自分」などといったことは考えたことがない。「何者」というワードを自分に向かって照射したことがない。ただただ、自分の評価は自分では行えないと思っており、ただただ自分は今日一日なすべきことを熱心になしているだけで、勝手に社会がそれを良し悪しで評価しているだけだと思っている。 ――というおのれのメンタリティと比較して読んでも、本書はめちゃくちゃ面白かった。 熊代亨
@twit_shirokuma
『何者かになりたい』イースト・プレス
@eastpress_sales
#読了 #読書 #読書好きな人と繋がりたい
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moerutoukon2
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正木伸城
@nobushiromasaki
8 days ago
仏教学者と宇宙物理学の対談。ひとまず両者の結論は「人生に意味はない」というかたちに収束した。確かに仏教のオリジンは人生に意味を見出す方向には行かない。科学も、人生の意味を論じない。両者はここで結節点を描く。もちろん人間の多くは「意味を求めないと救いを感じられない主体」でもあるので、そういう意味では一部の仏教が救いを描く中で物語や意味を提供していることには価値がある。でも、その意味や物語は常に「それには賛同できないよね」という、今の外側にいると落ち着くという人間も生まれてしまう。宗教はそういった人をたびたび排斥してきたが、現代はそのような手法が妥当だと言えない領域が拡大している。 佐々木さん曰く、釈迦は超越者、つまり神のような存在を認めなかったという。世界は「縁起」によって動いていて、始まりも終わりもなく、諸要素が集合と離散を永遠に繰り返している。そこに目的も意味も、あらかじめ存在しない。これは「諸法無我」と地続きだ。あらゆる存在には、それを永遠不変たらしめる本質(我・アートマン)などない。すべては因と縁が組み合わさって、かりに生じているだけ。佐々木さんは対談のなかで、自分という存在についてこう言い切る。「再構成の可能性を持たない、構成要素の緩やかな集合体だ」と。 「私」という確かな実体があるという感覚。それすら、縁が一時的に結んだ束にすぎない(これはRP本でも端的に論じられている)。 この無常で無我な世界観は、現代物理学の描く宇宙像と響き合う。固定した実体ではなく、関係と法則のなかで生成しては消えていくもの。デカルトはすべてを疑った果てに「疑っている我」だけは確かだと考えた。だが仏教は、その「我」さえも縁の産物だと見る。西洋近代が自明の出発点に据えたものを仏教は到達点で解体してしまう。 実際、人生には意味がない、目的もない、というか確かな私すらない。それなら、ぼくらはどうやって絶望せずに生きればいいのか。 釈迦の答えは、虚無に沈むことではなかった。意味がないという事実をまず正しく深く理解すること。そのうえで「苦」からの解放を目指すこと。意味が外から与えられないなら、世界を正確に見る目を持つことそのものが生きる足場になる。もちろん、仏教はのちのちさまざまな宗派に分かれて、このコンセプトを維持する派が全てではなくなった。でも、仏教のオリジンの核にはこの思想がある。 思い起こしてほしい。「意味のある人生を送れ」という号令は大抵、誰かにとって都合のいい「意味ある人生」である。そしてそれに適合できないと、ぼくらは立派な意味を持てない自分を責める。ちょっと、バカっぽいとも思う。でも、もし意味があらかじめ存在しないのだとしたら、ぼくらは与えられた意味に合格しそこねて落ち込む必要もない。それはそれで、したたかで強い。 意味は、探して見つけるものではなく、ただ正しく世界を見たあとに自分で引き受けるものだ。だから、意味なんてなくていい。ぼくは、そう思う。 『真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話』佐々木閑・大栗博司/幻冬舎、幻冬舎新書
@gentoshas
#読了 #読書 #読書好きな人と繋がりたい
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moerutoukon2
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冒険研究所書店
@bokenbooks
9 days ago
増補 南島の神話 後藤明/筑摩書房 文庫 352ページ 東南アジア島嶼部からメラネシア、ミクロネシア、ポリネシアに及ぶ南島(オーストロネシア)語圏。本書は英雄マウイの伝説からハワイの創世詩クムリポまで、この海洋世界に生まれた多彩な神話の数々を紹介する。それらの神話の魅力は単に内容の面白さだけにとどまらない。死体から誕生する穀物、女だけの島、釣針の喪失など、われわれにも馴染み深い神話や民話と通底するモチーフからは、日本列島をも包含した壮大なスケールの古層文化が浮かび上がってくる。再刊に当たり、南島語圏から人類全体へと射程を広げて神話と文化の関係を考察した補章を収録。豊かな南島神話世界への格好の入門書。 https://t.co/Z9Oh4xknrb
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moerutoukon2
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高野秀行
@daruma1021
11 days ago
1か月かけて倉本知明著『フォルモサ南方奇譚』「春秋社)を読了。いやはや、すごい本だった。一言で言えば、「南台湾版『百年の孤独』」。聞きなれない地名、人名、民族名、神様名の洪水に溺れながらも、いったんこの物語に入ると南台湾の虜になってしまう。現代日本知性の極北ならぬ極南。
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データドリブン・コンサルタント・経審見える化サービス▷毛利家一族・執筆家・中近世歴史家▷ルーツルート代表▷特許補助金コンサルタント▷行政書士林哲広事務所代表▷元硬式野球部所属🧤(ピッチャー4番)▷ソーメンとキムチセットが大好き▷執筆『豊前国の戦国大名たち-毛利大友戦争-』近刊予定
moerutoukon2
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妹尾優暉|Yuki SENOO
@SenooYuki
9 days ago
楽しみにしていた小島和男先生の『生まれたくなんかなかったのに』、買ってきました!まだ序章しか読んでいませんが、生きる苦しみを抱えるさまざまな人に寄り添うような本だと感じます
甲斐 毅彦(KAI TAKEHIKO)
@moerutoukon2
12 days ago
待ち遠しいです!
高野秀行
@daruma1021
12 days ago
6/26発売予定の新刊『メソポタミアのボート三人男』(集英社)の書影が公開になりました!!
甲斐 毅彦(KAI TAKEHIKO)
@moerutoukon2
13 days ago
「ルポ 支援という生き方―貧困問題の最前線」(室谷明津子著、ちくま新書」を読了。運動部から社会部に異動となった2008年の暮れ、最初に取材したのが「年越し派遣村」でした。あれから18年。外国からの移住者が急速に増えている中、貧困問題は形を変えて進展していることを本書で学びました。
甲斐 毅彦(KAI TAKEHIKO)
@moerutoukon2
13 days ago
俺、3冊買いました。1冊は愛国左翼のアイツに、もう1冊は愛国右翼のアイツに、残りの1冊は愛国中道の自分に。
斎藤幸平
@koheisaito0131
14 days ago
左翼は買え!
moerutoukon2
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ちくま新書
@ChikumaShinsho
17 days ago
5/25は「アフリカの日」 人類の起源以来最長の歴史をもつ大陸の哲学 サハラ以南のアフリカ、カリブ海諸国の哲学と欧米でのアフリカ人の哲学を解説する日本初の入門書。従来の哲学を相対化し、複数世界に共通する思考を解明する。 『アフリカ哲学全史』河野哲也著 https://t.co/gaHQGxejWY
甲斐 毅彦(KAI TAKEHIKO)
@moerutoukon2
19 days ago
植木先生の「維摩経とは何か」を早速購入しました。大乗仏教の代表的経典である維摩経の主人公は出家者ではなく在家信者。「空」「不二」といった仏教思想を観念論ではなく、実生活でどのように実践していくかが説かれた素晴らしい経典。「法華経とは何か」と併せじっくり読みます。
植木雅俊
@Mlz6YW6DOXK3w85
19 days ago
『維摩経とは何か』と『法華経とは何か』は、姉妹編です。併せて読まれることは、私にとっても、願ってもないことです。
甲斐 毅彦(KAI TAKEHIKO)
@moerutoukon2
20 days ago
本日発売の植木雅俊先生の「維摩経とは何か」(中公新書)を早速購入。大乗仏教の代表的経典である維摩経の主人公は出家者ではなく在家信者。「空」「不二」といった仏教思想を観念論ではなく、実生活でどのように実践していくかが説かれた素晴らしい経典。「法華経とは何か」と併せじっくり読みます。
甲斐 毅彦(KAI TAKEHIKO)
@moerutoukon2
20 days ago
柔術は多様性があるということです。私はレアな「アウトドアおじさん」を目指したい。
オカ タイガ ◤フェイスナイン柔術代表◢
@JonokuchiB
20 days ago
あなたはどのタイプの柔術おじさん? 【柔術おじさん図鑑】
moerutoukon2
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正木伸城
@nobushiromasaki
21 days ago
大乗仏教は何のためにあるのか。日本の仏教のほとんどは大乗仏教である。だが、その意味を問わなければならないと著者は考える。大乗により救いが万人に開かれる。それは素晴らしい。だが、救いの質はおおまかに下がるし、修行の成果への評価も雑になる。一体、何をしているのか?──著者は語る。👉 大乗仏教はもともと仏教を乗り越えるために出てきたのだ、と。大乗仏教の出自は、誕生の瞬間から疑われ続けてきた。「これは釈迦の直説ではないのではないか」と言われてきた。江戸期の富永仲基が指摘して以来、近代仏教学では大乗非仏説論はほぼ常識になっている。そして宗門の側では、いまもなおこの問いは本書の言い回しを借りるなら「恥部」のように扱われている。 大竹氏がこの「恥部」を再解釈したところが素晴らしい。 著者は大乗非仏説論を「厳しいトレーナー」と呼ぶ。大乗仏教は、登場の当初からこの非情なトレーナーに殴られ続けてきた。だからこそ、これだけ深い思想群を生み出したのではないか、と、そう読むのだ。 本書の中盤、著者は「大乗仏教は釈迦が直接説いたものだ」と擁護する戦略を四つに分類して一つひとつ吟味する。直接、間接、変則、超越――この四つの戦略のどれを使っても大乗経が歴史的ブッダの直説であることは論証できないというのが大竹氏の結論だ。これはきつい話である。日本仏教の正統性は、ある意味でずっとこの四つの戦略のいずれかに寄りかかってきたからだ。 ではどうするか。著者は終盤で見事に切り返す。「大乗仏教は閉ざされた仏教ではいられない」、そして「大乗仏教は仏教を超えてゆかずにいられない」のだと。 大乗仏教の意義は、釈迦に紐づけられることにではなく、仏教そのものを超えてゆく運動性にある。著者はそう論じている。「歴史的ブッダは上座部に任せよ」と本書は言う。これは投げやりではない。大乗仏教はもはや釈迦の言葉のコピー機ではなく、利他のためなら教義の枠さえ破ってゆく独立した宗教であるという宣言だ。「大乗仏教は混血性を誇ってよい」と著者は書く。中国仏教、日本仏教、それぞれが土着のものと混じり合って今がある。その混血を恥じる必要はない、と。 ここまで読んで、ぼくは強く頷きながら、同時にうっすらと冷たいものを感じてもいた。「利他のための仏教超越」――この言葉は強力だが、過去にこの論理はとても危険な形で使われたことがある。昭和初期の戦時教学、そして戦後のオウム真理教事件。彼らもまた「利他のために」という形で仏教の枠を越えたのである。これを踏まえると、ぼくは「混血性を誇ってよい」というその一文に頷きながらも、「では、なんでもアリにならないためにどうすればいいか」という問いも堅持すべきだと改めて思った。著者の大竹氏もそのような補助線を引いている。 そこには仏教者の覚悟と、時代と折り合いをつけるための知情意が求められる。 『大乗非仏説をこえて 大乗仏教は何のためにあるのか』大竹晋/国書刊行会
@KokushoKankokai
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moerutoukon2
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高野秀行
@daruma1021
27 days ago
トルコ取材中に読んだグレゴリー・ケズナジャット著『鴨川ランナー』(講談社)がとてもよかった。丁寧に紡がれた言葉と不思議な懐かしさを伴う世界観が一時代前の良質な私小説風の作品を彷彿させる。奥泉光さんの『その言葉を』や堀江敏幸さんの『おぱらばん』とか。
moerutoukon2
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冒険研究所書店
@bokenbooks
28 days ago
「冒険・探検」というメディア 戦後日本の「アドベンチャー」はどう消費されたか 高井昌吏/法律文化社 単行本:A5 縦210mm 横148mm 310ページ 未知なる世界を伝えてくれた日本の「冒険・探検」は、どのように「消費」されてきたのか? 戦前・戦後の学術探検から、堀江謙一、三浦雄一郎、植村直己、角幡唯介ら冒険家・探検家と呼ばれた人たちの言説とそれを伝えるメディアの関係性に注目。それぞれの冒険・探検が当時の日本社会やメディア状況において、どのように取り上げられ、消費されてきたのかを解明する。 https://t.co/PZVupV6Qd3
moerutoukon2
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冒険研究所書店
@bokenbooks
28 days ago
ラディカル・オーラル・ヒストリー 保苅実/岩波書店 文庫 432ページ 異なる他者の営為を〈歴史実践〉と捉え、複数の声の共奏可能性を全身で信じ抜く。根源的多元性の前に立ちすくむ世界に、人文学という希望をもって対峙するための魅力的な仕掛けに満ちた畢生の名著、ついに復刊! https://t.co/oAlRLvJKgr
moerutoukon2
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アガルートアカデミー社会保険労務士試験
@AGAROOTsharoshi
29 days ago
社労士試験の勉強、毎日お疲れ様です😀 学習を進める中で合格後のキャリアプランについて考えることはありませんか? 実は、社労士と非常に相性が良く 相乗効果を生み出す別の国家資格が存在します。 将来の選択肢を広げご自身の市場価値をグッと高めるためのキャリア戦略として日々の学習のモチベーションアップにお役立てください。
moerutoukon2
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冒険研究所書店
@bokenbooks
28 days ago
世界の果ての本屋さん ルース・ショー/晶文社 単行本:四六判 縦186mm 横130mm 346ページ ニュージーランドの最南端、マナポウリ湖のほとりで、ルース・ショーは夫とともに小さな本屋を経営している。今や70代後半となった彼女は、これまで世界を股にかけ、冒険に満ちた人生を過ごしてきた。海賊に捕まりながら太平洋や南シナ海を広範囲に航海し、養豚農家、海軍(脱走)兵、違法な賭博師を経て、シドニーのキングス・クロスで麻薬中毒者や売春婦とともに働き、各地の教会でシェフを担当し、環境問題についての運動にもかかわり、夫のランスとヨット「ブレイクシー ガール号」を所有し、舵を取ってきた。逮捕歴は2度。結婚歴は4度。ルースの放浪と冒険の根底にあるのは、深い喪失と長きにわたる苦悩だった――。 https://t.co/zAZVRSnMh3
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moerutoukon2
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紀伊國屋書店仙台店
@Kino_Sendai
29 days ago
【新書】時間が宇宙の構造に深く結びついた謎であることを明かす! ブラックホール、相対性理論、エントロピー増大の法則、そしてタイムトラベルの可能性まで縦横に行き来しながら、私たちの時間観を揺さぶる! 『時間に終わりはあるのか』(ハヤカワ新書)A05-02で展開中です。k.s
moerutoukon2
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武田 肇 / Hajimu Takeda
@hajimaru2
about 1 month ago
(絶対に面白いこと間違いない、ノンフィクション作家・安田峰俊さんと高野秀行さんの特別講演会。行けないのが残念。お二人の共通点は、訪問した日本人は10人以下と思われる、「アヘン王国」ことミャンマー・ワ州を陸路で旅したこと。その10人以下には私も入っています…)
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