おそらく3つのことが起きる。
1.AIバブルは破裂する。
2.データセンター、GPU製造、AIシステム開発など技術基盤は守られる。
3.投資家は守られない。
バブル崩壊は、AIデータセンター投資をめぐる循環的な取引と、サブプライムローンにも似た信用膨張のどこかに齟齬が生じることから始まるだろう。
破綻シナリオ:
・AI需要を前提にデータセンター、GPU、電力設備へ巨額投資が行われ、社債、プライベートクレジット、GPU担保融資、長期契約、保証へと信用が膨張する。
・AIサービスの価格低・下、収益化の遅れ、新GPUやソフトウェアによる旧設備の陳腐化で、GPUやデータセンターの担保価値が下落する。
・新規融資が止まり、設備売却→価格下落→担保不足→追加売却という信用収縮が始まる。
まず2000年型のAI株・設備バブルが崩壊し(ネットバブル崩壊)、金融機関やプライベートクレジットへ波及すれば2008年型の信用危機(リーマンショック)を併発する。
最後はFRBが流動性を供給し、必要なら米政府が保証、資本、政府調達によって戦略的AI能力を維持する。
守られるものは、AIモデル、研究者、GPU製造能力、重要データセンター、電力・半導体供給網などのAI技術基盤だ。中国との競争上、米国はこれを放棄できない。
守られないものは、現在の企業評価額、普通株主、劣後債権者、高値でAI株や設備を買った投資家だ。企業が救済されても、希薄化、債務の株式化、買収によって投資家は大損し得る。
Too important to abandon だが、Too important to protect investors ではない。
そして破綻後、GPUやデータセンターは安値で強い企業へ移る。第一世代の投資家が巨額の損失を負って作ったインフラを、第二世代のAI企業が安く利用するようになる。
AIバブルは崩壊する。投資家は大損する。しかしAI革命は終わらない。むしろバブル崩壊後に本格普及する。