ちなみに OpenAI や Anthropic は素晴らしいモデルとハーネスを持ってるけど、この『コンテキスト注入』の基となるデータがショボいのが弱みなんよね。
持ってるのはチャット履歴とアップロードされたファイルとメモリくらいじゃん。
自分が最近 Copilot の Work IQ 推しなのは、どんだけ賢いモデルを持ってても、コンテキストはそう簡単に手に入らないから。
一方で、モデルは金さえ払えば使える。
厳密には Work IQ も金さえ払えば外部から使えるけど、結局のところコンテキストは人が活動している場所(つまり、メール、チャット、会議、資料作成&共有など)で育ち続けるから、その重力はなかなか覆らない。
業務活動の中心地はそう簡単には移動しない。そんなに人が柔軟なら苦労しない。
一方で、MS は『トップではないが賢いモデル群(MAIシリーズ)』を自作した。
そうするとこの先、自前のモデルで賄える場面が増える。コンテキストがあるから。
そして、人はコンテキストがあるところで仕事をするようになる(あまりに快適だから)から、さらにそこにコンテキストが溜まる。
IQという、既得権益をバキバキに活かしたコンテキスト層を活かしながら、並行してそこそこ競争力のあるモデルも出してきた今の MS はなかなかの攻めの攻勢というか、めっちゃ練られた生存戦略だなって思ってる。