「うちはOJTで丁寧に育ててます」と聞いて、安心するのが普通の反応ですが...医療現場で本当に多くの新人離職を見てきて、"OJT"という言葉ほど、放置を美化する都合のいい言葉はないと感じています。
新人がOJTで静かに放置されていく5段階は、不思議なくらい共通していて、
① 入職初日:「ベテラン3人を順番に見て学んで」と言われる
② 2週目:誰が指導役か、誰に聞けばいいか、明文化されていない
③ 1ヶ月目:「もう慣れたよね」が、確認ではなく宣告として降ってくる
④ 2ヶ月目:質問すると「それは前に教えたよ」が返ってくる
⑤ 3ヶ月目:本人の中で"聞いてはいけない"という暗黙ルールが完成する
OJTの本来の意味は「先輩の業務時間に、新人の質問を割り込ませてもいい」という、組織が引いた合意線のこと。担当も時間も決まっていない"OJT"は、構造的には放置と同じです。
断言しますが、新人が3ヶ月目に「もう聞いてはいけない」と感じ始めた時点で、その院の新人離職率は、その後3年は下がりません。