金沢21世紀美術館に続き、「路上、お邪魔ですか?」展が渋谷区立松濤美術館でスタート! 路上観察学会結成40周年を一つの契機とする本展は、まずは2階のほぼ1フロアを使って、その歩みをたっぷりと紹介。さらに地階やロビー、エントランスなどに、Chim↑Pom from Smappa!Group、鈴木康広、panpanya、銭湯山車巡行部、ギリヤーク尼ヶ崎、迫川尚子らの、都市や路上の公共���を問いかけるような作品が配されますーー。しかし、白井晟一設計の松濤美術館は、どちらかといえば都市から閉じた、サロン的な空気を漂わせる空間であるため、全体に「路上」というテーマとの不一致が際立つようにも感じられました。とはいえ、その不一致も含めて「路上は誰のもの?」という問いを改めて考えさせられます。タブロイド判型・80頁超の図録は、記録集・論考集としても充実しており、さまざまなヒントが見つけられそう。美術館からの帰路、渋谷の街のカオスさが、いつも以上に鮮明に目に映りました。