『汝、暗君を愛せよ』。グロワス13世とジュール・レスパンの対話あたり特にだけど、主に実存主義周りの哲学論議に加えてなんかいろんなものが煮込まれてる気配は結構する。味音痴なのであんまりわからないけど。例えば「対話、最後の」の画像引用部分。「私にはね、夢がある」は続く内容からもキング牧師の「I Have a Dream」を思わせたり、「残念なことに私には子がおりませんが」を受けての「あなたの身体は思想を乗せた舟に過ぎない」は「生物は遺伝子の乗り物に過ぎない」という『利己的な遺伝子』で有名になった表現が連想されたりする(ジュール・レスパンは知る由もないけど、その上でなお意思持つ人間は、思想は……という話になるのかなー、と)。