AIを社内で使いはじめるとき、僕が決めておいたことが4つあります。
情報・時間・空気・やめどき。どれも、あとから決めようとすると角が立ちやすいものでした。
① AIに見せていいものを、絞る
僕が見せていいことにしているのは、お客様のことも、個人のことも出てこない、社内向けの資料だけです。それ以外は、こちらで書き直しても、名前を伏せても、見せません。窮屈に思えますが、範囲を広げると「この場合は」という条件が増えていきます。僕はその条件のほうを覚えていられませんでした。決めごとがひとつなら、覚えることもありません。
② 試す日を、決めてしまう
「空いた時間で」にすると、僕の場合はまず始まりませんでした。もともと入っていた予定をひとつどかさないと、試す時間は出てきません。いまは曜日をひとつ決めて、その日は何かひとつ試すことにしています。
③ 使ったと言いにくい空気は、自分の資料の書き方でなくす
AIに手伝ってもらった、と言いにくい空気があると、資料を出す人が、言うか言わないかを毎回考えることになります。それで、自分が出す資料には、どこを手伝ってもらったかを書き添えることにしました。まわりに何かを求めたわけではなくて、自分の資料の説明として、書いてあるほうが話が早いからです。
④ やめる条件を、始める前に決める
どうなったらやめるかを決めていないと、うまくいかなかったときにやめどきが分からなくなりがちです。引けなくなるのは、始めると決めた僕自身でした。やめ方が決まっていると、かえって試しやすくなりました。
道具は、後からでも変えられました。決めごとのほうは、あとから足すと、なぜ今なのかから話すことになります。この4つだけは、使いはじめる前に決めておきました。