Windows 11 の [テキストと画像の生成] 設定をオフにすると動作が軽くなる・速くなるという投稿をみました。
この設定は特定のアプリの特定の機能にのみ作用するので、システム全体のパフォーマンスには通常影響しません。
一部の mention で指摘されている通り、投稿されている多くのスクリーンショットでは直近の呼び出し回数が 0 なので、この設定を無効にしなくとも負荷はかかっていません。
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この設定にリストアップされるアプリは、OS 側が用意している AI モデルを使用したいアプリです。
Windows 11 は OS 側でいくつか、完全ローカルで動作する AI モデルを用意しており、API 経由でアプリ開発者に提供しています。
例えば、画像を認識してどんな画像かテキストを生成する (ALT を勝手に作るような) 機能をアプリに実装したい場合は、以下のドキュメントに沿って OS のモデルを呼び出します。
https://t.co/0r4uaJAZw5
クラウドを使用しないローカル AI なので、画像がインターネットに送られることはないですが、AI 自体を使用したくないユーザーや、国や地域ごとのコンプライアンスを遵守する目的で、AI 機能の使用可否を各アプリ側に委ねるのではなく OS 側で一括に制御できる仕組みを用意しています。
そのため、OS の AI モデルを呼び出すアプリを作るには、API 呼び出しをアプリ内に実装するだけではなく、当該アプリをパッケージする際のメタデータに「このアプリは AI モデルを呼び出す機能を持っています」という宣言 ("systemAIModels" Capability) を記述する必要があります。
OS はパッケージのインストール時にメタデータを読んで、AI を使用する機能を有するアプリとして [テキストと画像の生成] 設定の一覧に登録しています。
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仮にこの設定が許可されていても、各アプリを操作し実際に AI モデルを使用する機能を触るまでは実際の処理は行われません。逆に言えば、アプリから AI モデルの使用権限を剥奪しているので、今後 AI モデルを呼び出すアプリが増えたときにユーザーが意図してそのような機能を使う際にトラブる可能性があります。
AI 機能を実行してほしくないアプリに対して無効化するのは問題ないと思いますが、全アプリに対してオフにする場合は今後のトラシューの際に戻せるよう、設定を変えたことを覚えておいたほうがよいです。
また、アプリからの直近の呼び出し回数を OS 側でカウントしているので、「重いな」と思ったタイミングで回数が増えていなければ本設定を変える意味はなく、パフォーマンス向上のためにやるべきことは他にあります。