フルスクワット vs パーシャルスクワット 筋トレ後に消耗しにくいのはどっち��
スクワットは深くしゃがむべきでしょうか。それとも、上半分だけを繰り返すパーシャルでも十分なのでしょうか。
最新研究では、「パーシャルは約1.6倍の重量を扱える一方、運動後のストレスホルモンはフルスクワットより低かった」という興味深い結果が報告されました。
フルスクワットは1階から屋上まで階段を往復するようなもの。移動距離は長く、その分仕事量(メカニカルワーク)も増えます。一方、パーシャルは最上階だけを何度も行き来するイメージ。動く距離は短い代わりに、より重い荷物を運べるのです。
2026年、台湾師範大学の研究チームは、筋トレ未経験の男性10人を対象に、全可動域(FROM)と部分可動域(PROM、動作の上半分のみ)によるスクワットとベンチプレスが、血中乳酸やホルモン分泌にどう影響するかを比較しました。
参加者は10回反復できる限界の重さ(10RM)で、FROM・PROM・安静の3条件をそれぞれ1週間空けて実施し、運動前後で血液を採取して、乳酸値、成長ホルモン、テストステロン、ストレスホルモンであるコルチゾールの変化を調べています。
結果として、扱える重量はパーシャルのほうが明らかに大きく、スクワットで約1.6倍にのぼりました。一方、運動直後の血中乳酸値はフルスクワットのほうが高く、成長ホルモンとテストステロンはどちらの条件でも同じように上昇しました。そして、運動15分後に有意なコルチゾールの上昇がみられたのは、フルスクワットのみでした。
つまり、パーシャルでのトレーニングは、より重い負荷を扱いながらも、急性の代謝・ストレス反応をやや抑えられる可能性があるということです。
ただし今回はスクワットとベンチプレスの2種目のみで、筋トレ経験のない男性を対象にした単回のセッションに限られている点には注意する必要があります。
現時点では、「パーシャルの方が筋肥大に優れる」とまでは言えません。一方で、筋トレ初心者が���重量に慣れたり、セッション序盤で大きな負荷を扱いたい場面では、パーシャルは有力な選択肢になる可能性があります。長期的な筋肥大や筋力への影響は、今後の研究を待つ必要があります。
「どちらが正解か」ではなく、「今日は何を優先するか」で使い分けてみてください。高重量に触れておきたい日はパーシャルスクワットを、しっかり追い込みたい日は��ルスクワットを、といった具合に選択肢を持っておくと、トレーニングの幅が広がるはずです。
◆ 参考文献
Ho JY, et al. Resistance training performed under a partial range of motion elicits favorable hormonal responses in untrained young men. Eur J Appl Physiol. 2026.
How much protein do athletes really need?
Not just 20g.
Not “as much as possible”.
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Body mass, training type, energy balance, and goals all influence the answer.
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