日本の英語教育で、ほぼ誰も教えてくれない本があります。
Strunk & White の The Elements of Style。
アメリカでは、高校や大学の作文の授業で読まされる、英文の書き方の定番です。でも、日本の英語学習者で知っている人は、ほとんどいません。
理由は簡単。テストに出ないから。笑
日本の英作文は、日本語を正しい英語に訳す練習です。採点されるのは、文法のミス。
この本が教えるのは、その先。短く、はっきり、読みやすく。文法が合っているのは大前提です。
そして、アメリカの職場で評価されるのは、こっち。仕事の英語は、会議よりも、メールと Slack とドキュメントの方がずっと多いです。
仕事の文章で、特に効く4つ。
1. Omit needless words.(不要な言葉を削れ)
✕ I am writing this email to inform you that the meeting has been moved to Thursday.
○ The meeting has moved to Thursday.
(会議は木曜に変更になりました)
メールを書いているのは、見ればわかります。
2. Use the active voice.(能動態で書け)
✕ It was decided that the launch would be delayed.
○ We decided to delay the launch.
(ローンチを延期することにしました)
受動態だと、誰が決めたのかが消えます。メリケンは「で、誰が決めたの?」と思います。
3. Put statements in positive form.(肯定形で書け)
✕ It is not impossible to finish by Friday.
○ We can finish by Friday.
(金曜までに終わります)
「〜ないわけではない」は、日本語では丁寧。英語では、できるのかできないのか、わかりません。
4. Use definite, specific, concrete language.(具体的な言葉を使え)
✕ We saw a significant improvement in performance.
○ Page load time dropped from 4 seconds to 1.5.
(ページの表示時間が、4秒から1.5秒になりました)
significant は、何も言っていないのと同じです。数字で言う。
文法が正しい英語から、読みやすい英語へ。
薄い本なので、すぐ読めます。