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映画『サンキュー、チャック』(原題:#TheLifeOfChuck)のメイキング映像から、マイク・フラナガン監督の発言内容を抜粋して紹介する──
マイク・フラナガン監督:
「この短編を読んだのは、『もし血が流れれば(If It Bleeds)』が出版される直前でした。スティーヴン・キングの陣営が、彼の新作の多くでそうしているように、反応を見るために業界中に原稿を回していたんです。
その本には4つの物語が収録されていたんですが、中でも『Life of Chuck』には心を奪われました。ここ何年かで読んだキング作品の中で最も気に入っているものの一つです。ご存じのとおり、私は筋金入りのキングファンですが、この作品は本当に心に響きました」
「この終末的な混沌の真っ只中に、〈素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック〉という看板が立っているのは、まるで脈絡のない奇妙な光景のように思えます。そこからキングは、物語を実に予想外の方向へと展開させていきます。
物語は第1幕で幕を閉じます。宇宙の終焉を描いた物語のように思えたものが、実は一人の人間の生涯を描いた物語だということが明らかになります」
「人生は振り返って初めて意味を持つという考え方を、この作品はまさに体現しています。終わりから始まりへと遡っていくのです」
「これは、ある一人の人生のすべてを語る話ではありません。その人生を形作った三つの柱についての物語です。
これらの場面については、とても緊張しました。原作の中で非常に重要な部分だからです」
「この業界では、憧れの人物には会わない方がいいとよく言いますが、マーク・ハミルだけは例外です。私も他の人たちと同じように、幼い頃から彼は憧れの存在でした。
彼はルーク・スカイウォーカーそのもので、そのイメージを絶えず背負っているんです。それが彼の人生とアイデンティティに深く刻み込まれてしまい、多くの人がマークの真の実力を知らないのだと思います。
この映画での彼の演技は、私がこれまで見てきた中で、俳優としての彼の最高の演技だったと思います。モニターに映る彼の演技に圧倒されました」
「これは、私がこれまで携わってきた中で最高の映画かもしれません。まるで贈り物のような物語で、喜びに満ち、人生を肯定し、ほろ苦く、そして少しの皮肉もない誠実な作品です。
子供たちが成長した時に体験できるよう、この世界に残しておきたいと思える作品だとすぐに感じました」
「私がこの作品に込めた願いは、私が読んだ時に感じたように、この物語が他の誰かの心にも深く響くことです。もしそれを他の人たちに届けることができたなら、私たちは皆、自分の役目を果たしたと言えるでしょう」
The Making of The Life of Chuck (2025) | Blu Ray Featurettes
https://t.co/irNvZrFDfI
The Life of Chuck (2024) | Behind the Scenes
https://t.co/RIK0i8tITw
@lifeofchuckfilm@neonrated
機内で「THE LONG WALK」を観た。良かった。同じキング原作の「ランニング・マン」の様な80年代テレビ放送全盛期(メディア批判)の“リアリティショー”系SFを想像していたが、全く違った。トラウマと悩みを抱えた孤独な若者たちが、ひたすら人生(ロング・ウォーク)を歩き続ける。主催者側や観客側の視点や詳細は描かれず、徹底して沿道からの距離を保ち続ける。カメラは、ただ若者たちに寄り添い、彼らと共に最後まで歩き続ける。「ハンガー・ゲーム」とは異なる演出。本作のフランシス・ローレンス監督、クレバーだ。不条理ゲームの中で、若者たちは助け合い、理解し合い、過去を反芻し、明日へと伸びる“道”を悟る。“脱落”は、ひとりの終わりではなく、“遺志”を勝者に託して、バトンを渡す。メタ的で哲学的な友情と成長、大人への宣戦布告の映画だった。ある意味、「スタンド・バイ・ミー」に近い。大好きな俳優、デヴィッド・ジョンソンの演技も素晴らしい。クーパー・ホフマンも良かった。もちろん、我らがマーク・ハミルも最高だ。劇場でもう一回観る。おすすめ。