近頃、PHPをはじめ、さまざまなソフトウェアで脆弱性が発見されています。今後リスクの大きな脆弱性を放置することは、即刻、攻撃者のAIによって見つけられて攻撃されることを意味します。
今起きている不正アクセス事件の調査報告を読むと、それなりの大企業であっても脆弱性の対応が疎かになっていた事実が垣間見えてきます。これを他人事と思わないこと、自分たちにも共通する問題ととらえることが、同じ轍を踏まないための第一歩なのでしょう。
たまたまですが、発売中の本誌2026年11月号では、「SBOMではじめる脆弱性管理」という記事を掲載しています。
新たな脆弱性が発見されたとき、自分たちが開発する/使用するソフトウェアに影響があるのかどうかを調べる一つの手段がSBOM(Software Bill of Materials、ソフトウェア部品表)です。ソフトウェアを構成するコンポーネントの一覧を、名前、バージョン、ライセンスといった情報とともに記録したものです。システムの脆弱性を把握し、計画的に対応していくための手がかりとなるものです。
脆弱性管理/対応は、直接的な生産性は低い作業であるうえに、手間と時間だけはかかります。できるだけ自動化したり、外部のサービスを使ったりして、効率化したいものです。本記事には、その取っ掛かりとなるツールやセキュリティプラットフォームの情報も記載されています。ご自身のシステムを死守するための参考にしてください。