「運動前だからしっかりストレッチしなきゃ」 そう言って、アキレス腱をグイーッと伸ばしたり、座って前屈したりしていませんか?
それ、パフォーマンスを下げてます。
整形外科医として、スポーツドクターとして、声を大にして言いたい。 運動前の「静的ストレッチ(止まって伸ばすやつ)」は、今すぐやめてください。
「え?怪我の予防になるんじゃないの?」 実は、これまた2025年の最新研究で残酷な事実が突きつけられています。
静的ストレッチを行うと、その後の「バランス能力」が低下することが分かったんです。
バランスが悪くなるということは、ふとした拍子に転倒したり、足首を捻ったりするリスクが上がるということ。
怪我予防どころか、逆効果になりかねません。
さらに別の研究でも、静的ストレッチは筋力を一時的に低下させることが分かっています。 これから走ろう、ジャンプしようという時に、筋肉を緩めて出力を下げてどうするんですか!
運動前にやるべきなのは「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」です。 古典的なラジオ体操だって、動きながら関節を大きく動かす。これで体温を上げ、神経を起こすんです。
止まって伸ばすのは「運動後」のリラックスタイムに取っておいてください。
結論:運動前は伸ばすな、動かせ。
【参考文献】 (2) Zhou Z, et al. A systematic review and meta-analysis of the impact of stretching techniques on balance performance. Taylor & Francis. 2025.
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